「おおつごもり」となりましたが、当然のこととは言え、子供の頃のような年越し風景とは、大分趣きが変わって来たと思います。
年末年始と雖も、普通にお店はやっていますし、今は娯楽も沢山ありますから、お正月を静かに過ごして、ヒマを羽子板や凧揚げで紛らわしたりもしませんし、紅白以外にも大晦日の過ごし方も沢山あって、別段お正月ということに特別な意識を持つようにはならないようになって来たと思います。
昔は、母親が小さくともお重におせち料理を作って、年末に栗きんとんや数の子をわざわざアメ横まで、バスに乗って買いに行ったものでした。
子供ですので、里芋と思ったら、「くわい」だったり、大人が有り難がっている数の子も美味しくないし、おせち料理なんかはほとんど興味を持てませんでしたから、「おせちもいいけどカレーもね」なんてCMを見る度、心がときめいていたように思います。
そんなことを思いつつも、ボクも今日明日は親戚の方のお宅にお邪魔をしていて、近くのファミレスに陣取って、最近調子が優れない「モバイルパソコン」をあれこれいじっています。
普段来慣れない場所に来ることは新鮮ではあるのですが、お正月が日常と変わらないように、日本のどの場所も、似たような駅前、似たような街並み、全国チェーンのお店という感じて、風情自体はかなり薄れてしまったのかもしれません。
そんな中、最近最も不思議に思うのは、ファミレス等の店内でガンガン暖房が効いていても、外着をそのまま着ている人が大半であることです。
電車とかで、コートを脱ぎずらいのは、わかるような気がしますが、お店に入っても、外と同じ服装のままというのは、本当に不思議に思います。
先日母親が、「この歳になると、寒いのも暑いのもよくわからなくなってきた」なんて言っていましたが、現代人は寒暖の感覚が狂ってきているのかもしれません。
原始人同様のボクは、ファミレスに入ると、暑くて、コートもセーターも脱いでしまいます。何なのでしょうか。。。。笑
2008年最後の日記には相応しくないような感じで、失礼いたしました。
今年の何時の頃からか、何となく忙しさにかまけて「フォーミュラ」も書かなくなってしまいました。「雪風物語」等、気合いを入れていたはずの連載も途中でいつの間にかやめてしまいました。
おそらく来年に暦が変わっても、ボクは相も変わらずだと思いますが、何卒長い目でよろしくお願いいたします。
それでは、皆様佳いお年をお越しくださいませ。
雪風拝