実際、アントシアニンは、ヨーロッパの一部では医薬品として扱われている地域もあります。
アントシアニンは本来ブルーベリーやビルベリーなどのベリー種に含まれている天然由来の成分なので、西洋医学の薬のような副作用があるという報告は今のところないようです。
ただし、副作用がないなら早く効果を出すために大量に摂取することはお薦めできません。
大量に摂取したからといって、その分大きな効果が得られるというわけではないからです。
一般的な目安として、1日の摂取量は40~90ミリグラムといわれています。
サプリメントとして市販されているものも、大体はその基準内で販売されていますので、食品から摂取するにしてもサプリメントから摂取するにしても目安とされている量を摂取するように心がけるようにしましょう。
サプリメントでは成分表示にアントシアニンの量が明記されていますので、それで確認しても良いと思います。
また、アントシアニンのサプリメントを他のサプリメントと併用した場合の副作用も報告されていません。
それぞれのサプリメントにおける摂取量をまもって飲めば問題はないと思われます。
ただし、出血症の病気や血栓症の病気の治療などで薬を服用している場合は注意が必要です。
ブルーベリーには血行を促進し、血液を固まりにくくする効果があるため、併用している薬によっては、その働きに影響を与える可能性が否定できないからです。
また、上記の薬以外にも、慢性的な疾患のために長期間にわたって摂取している医薬品があるようでしたら、ブルーベリーに限らず主治医にサプリメントの摂取について相談することをおすすめします。