昨年の秋、再びお遍路に行った。
新たな出会いとともに、道中を無事歩き切ることができた。
途中、経験したことのないようなマメができ、小指に血豆もできてしまった。
家に帰ってきてからも、なかなかこの血豆が取れないなあと思っていたが、特に痛みがあるわけでもなく、爪の成長とともに自然となくなるのであろうと考えていた。
そして、お遍路から約四か月近くたった今日、震災からちょうど20年になる神戸の記事を朝刊で見ながらふと、血豆がなくなっていることに気付いた。忙しさを理由に足先を見ることも忘れていたし、なんとなくお遍路のことやブログを書くことを後回しにしていたが、なんだか急に思い出し、今こうして書き留めている自分がなんだか恥ずかしくも感じる。。
時間がたつと人は物事を忘れてしまう。数か月前のお遍路の出来事も思い出しながら、メモを書いているが、これはもう記憶との戦いである。忘れないように文章や映像に残したり、記憶に残すことができればいいのであるが、私のメモリーのスペックはあまり大きくないようだ。ひとつ覚えると何かひとつは忘れてしまっている。
ただ、前回の最終地点の立江駅前に降り立った時のあの感じは、お遍路の記憶をすべて思い出させてくれるような気がした。
阪神・淡路大震災からちょうど20年。
忘れないように、風化させないように。
