2024年5月17日(金)~20日(月)
Hirohisa君、Sさんと私、3人で3泊4日大杉谷から大台ケ原山への登山に出かけました。
2017年10月に黒部峡谷下ノ廊下を歩いて以後、この大杉峡谷の存在を知り、いつか歩いてみたかった場所です。
黒部峡谷、清津峡谷に並ぶ日本三大峡谷の一つに数えられる大杉峡谷は日本屈指の秘境で、ここへ行くには当然、難ある登山道を自力で歩くほかに方法は有りません。また、登山口までのアクセスも問題があります。
今回は絶好の機会となりました。
出発日予定の6日前、天気予報が雨のため、予定の19日(日)を17日(金)に2日前倒し変更しました。
この変更により登山中は降られることはないだろうと思っていたのですが、実際は登山2日目の峡谷から大台ケ原山へ向かう日は朝からの雨で厳しい登山となりました。
登山1日目は好天で絶景を満喫することが出来たので、雨の多い大杉谷なので致し方ないと思います。
コース地図上の標準歩行予定時間で歩くのは厳しい状況なので、ゆとりを持った行程とする必要がありました。
前泊して、早朝タクシーで三瀬谷から登山口へ行き09:00スタートとする(一便しかないバスは到着が正午頃となり小屋着が遅くなるため)
翌日は小屋を出来るだけ早く出発すること、登頂後の大台ケ原発のバスは16:00の一便のみしかないため、絶対に間に合うように歩く必要あります。
不安はありましたが、結果は無事予定通りとすることが出来ました。
登山口から桃の木山の家まで標高差190m、桃の木山の家から大台ケ原山(日出ヶ岳)まで標高差1215mですが、終了後のヤマップは累積標高差は登り2911m、下り1546mと大幅に大きな数字になっていました。
峡谷の登山道は断崖を無理して切り開いているため細かいアップダウンが終始延々と続いていて大変疲れました。標高差190mの疲労とは全く異なります。
翌日も桃の木山の家から登山道に入るまで2時間30分間はアップダウンが続く峡谷を歩いた後、一気に1215mの標高差を登る辛い登山になりました。
歩いている時は帰りのバス16時の時間がずっと気になっていましたが終わってみると2時間も余裕がありホットしました。
バスは奈良の大和八木駅まで乗車し、予約しておいた近くのホテルに宿泊してゆっくりしました。
最終日は、帰りの途中駅である西ノ京駅前の薬師寺と唐招提寺を観光して帰りました。

【日程】
1日目《5月17日(金)》晴れ
11:00 東京駅発東海道新幹線のぞみ225号
12:39 名古屋駅着
12:58 名古屋駅発南紀5号
14:45 三瀬谷駅着(無人駅)
14:52 大黒屋旅館着(料理店旅館) 2食付7,150円1人1部屋
    ファミリーマート大台三瀬谷店 翌日昼食飲み物等購入
    風呂 18:00夕食 ミーティング
    
2日目《5月18日(土)》晴れ
07:30 大黒屋旅館から 予約タクシー(上村タクシー)で出発 15,720円
08:36 大杉峡谷登山口駐車場着
08:40 駐車場出発 登山開始
08:49 宮川第三発電所
09:12 大日嵓吊橋
09:25 熊谷吊橋
09:32 地獄谷吊橋
10:35 日浦杉吊橋
11:04 千尋滝前休憩所
12:17~43 シシ淵
12:58 ニコニコ滝前休憩所
13:13 平等嵓吊橋
13:52 加茂助吊橋
14:17 桃の木山の家 2食弁当付 個室 13,000円
     15:00風呂(並んで順番入浴5分) 17:00夕食(カツカレー) 20:00消灯
 
3日目《5月19日(日)》雨
   05:20朝食 (5時スタート並んだ順)
06:10 桃の木山の家 雨具を着て出発
06:46 七ツ釜滝休憩所
07:20 崩壊地
08:01 光滝
08:16 隠滝吊橋
08:45 堂倉滝吊橋
10:13 避難小屋 休憩
11:04 シャクナゲ坂
11:55 シャクナゲ平
12:52~55 大台ケ原山(日出ヶ岳)
13:34 大台ケ原駐車場着 登山終了
    着替え 売店でうどん食事
16:00 バス駐車場発 3,100円(乗客多く2台発車)
    途中トイレ休憩有り
18:20 大和八木駅着
18:28 カンデオホテル奈良橿原チェックイン 朝食付ツイン1人使用9,823円
   風呂 コンビニでビール、夕食等購入

4日目《5月20日(月)》曇り
   07:20朝食
08:40 カンデオホテル奈良橿原出発
09:11 大和八木駅発
09:29 西ノ京駅着(無人駅) (小銭なくコインロッカーが使用できず)
    09:40薬師寺 観光
    11:12唐招提寺 観光
12:02 西ノ京駅発
12:48 京都駅着
   弁当等購入
13:21 京都駅発東海道新幹線のぞみ22号
15:33 東京駅着

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【1日目:5月17日(金)】
↓14:45紀勢本線三瀬谷駅に到着 名古屋から1時間47分かかりました。特急停車駅ですが無人駅です。

↓駅からすぐのところ、今日の宿、大黒屋旅館。料理店の旅館です。宿泊は裏の別棟になっていました。
  2食付7,150円1人1部屋 宿泊は我々の他2組くらいでした

↓風呂に入って18時から料理店で夕食


【2日目:5月18日(土)】
↓07:22予約のタクシーが迎えにきました

↓08:36大杉峡谷登山口駐車場の手前で降りました。ここから先は無理、とのこと
 ここまで15,720円

↓登山口入口で入山協力金1,000円を支払います
 自販機の様な機械でバッチが出てきました

↓宮川第三発電所の脇を通ります。発電の大きな音が聞こえます

↓渓谷の入口には柵があります
 ヘルメットを装着し、いよいよ始まります

↓岩場には鎖の手すりが備え付けられています

↓沢山の吊り橋が掛けられています

↓登山道は、ほとんど樹木か岩の陰になっていて涼しいです

↓黒部下ノ廊下との違いは、アップダウンが多いこと

↓11:04千尋滝の上部 135mあり全体が写りません

↓シシ淵の手前。登山道は川岸まで降りて来ます

↓シシ淵の手前

↓12:17シシ淵、綺麗な場所です。晴れててよかった

↓12:58ニコニコ滝 落差50m

↓13:13平等嵓吊橋

↓14:17桃の木山の家に到着 2食弁当付 個室 13,000円
 登山口に12時頃到着するバスの登山客よりも早く入れたので到着時はすいていました
 早めに風呂に入りました同時に3人づつで一人5分と言われ、並んだ順番で入りました 17:00夕食(カツカレー) 20:00消灯

↓個室が取れて3人部屋(一人1,000円増)
 この日は日曜日で100人ほどの宿泊客でこの後徐々に混んで来ます


【3日目:5月19日(日)】
 夜中、寝ていると雨音が聞こえました
 旅行出発前の予報では、(19日)夕方から雨だったのに朝から雨。降雨が多い大杉谷、現実は厳しい。
↓06:10桃の木山の家 出発(予定を20分繰上げ)

↓06:46七ツ釜滝休憩所 最初の雨宿り

↓崩壊地が近くなると、渋滞が発生。雨で滑りやすく危険です

↓08:45堂倉滝吊橋。ここからは渓谷を離れ登りの登山道になります

↓しまっておいたストックを出して、ダブルストック。堂倉滝吊橋から避難小屋までは辛い登り。

↓避難小屋を過ぎると傾斜が緩くなります。バスの時間には余裕があることが分かりホットしました

↓シャクナゲ坂のシャクナゲは未だ咲いておらず、シャクナゲ平の上部の方になると 沢山咲いていました
 沢山木があるので一斉に咲くと凄いでしょう

↓12:52日本百名山大台ケ原山(日出ヶ岳)1,695m山頂

↓バス停方面に下山

↓13:34 大台ケ原駐車場に到着
 土産物店の軒先を借りて着替え、売店で温かいうどんを食べました
 バスの時間まで休憩

↓16:00バス駐車場発 3,100円(乗客多いため2台で対応)
 外で乗車待ちしている間、凄く寒かったです
 発車後、途中トイレ休憩有りです

↓バスは18:20大和八木駅に到着し下車、直ぐ近くのカンデオホテル奈良橿原にチェックインしました
 朝食付ツイン1人使用9,823円 最上階の風呂で入浴後、コンビニでビール、夕食等購入し過ごしました
 ビールは飲み足らず、追加を買いに行きました


【4日目:5月20日(月)】
↓翌朝、晴れ
 大和八木駅09:11発で西ノ京駅へ

 西ノ京駅では(無人駅)、小銭が足らなくてコインロッカーが使用できず、観光中リ ュックを背負うことになりました
↓09:40~薬師寺 右が金堂(薬師三尊像)と東塔(唯一創建時の建物)

↓薬師寺の後、直ぐ近くの唐招提寺へ
 金堂 千手観音菩薩はここにあります

 西ノ京を観光した後、近鉄で京都駅に行き、予定の新幹線で帰りました
---終わり