前回はクアラルンプール国際空港のイミグレでズタボロにされて、兄やんとマックに入った所まで書きました。



ションボリしながらマックのポテトを食べていた所、兄やんに『JAL便調べたの?』と聞かれ、正気に戻りネットで検索する事に。



ユ兄『どう?あった??』



俺『…今探してます』



ユ兄『タイ航空とかどう?安いよ?乗り継ぎがあるから時間かかるけど』



俺『乗り継ぎって他の国で一度降りて、また飛行機に乗るやつですよね?』



ユ兄『そうそう!』



俺『…いえ、これ以上空港で悲惨な目にあったら、俺帰れくなりそうなので、やめておきます。英語わかんないし。ありがとうございます。』



ユ兄『そうだよな…』



俺『…兄やん、JALありました。』



ユ兄『そうか!買えそう?』



俺『…はい、買いました。』



ユ兄『いくらだった??』



俺『…6万す』



ユ兄『え!!?はぁ!?え、片道だよな!?』



俺『…はい、片道6万す』



ユ兄『高ぇ!!!マジか!そんなすんのか!』



俺『…多分、当日だからだと思います』



ユ兄『うわぁー、まじかぁー。エアアジアいくらなんだっけ?』



俺『手荷物入れなかったら往復3万9千円です』



ユ兄『安っ!!それはそれで安いな!笑』



俺『俺、完全なる予算オーバーです…』



ユ兄『だよなぁ。こんなハプニング誰が予想出来たよ。というか、あってはならない事だからね』



俺『…。』



ユ兄『…。』



俺『兄やん』



ユ兄『どうした?』



俺『次のフライトまで後8時間あるんで、俺観光したいっす!』



ユ兄『!!?お、おぉ、いいんだけど、どこ行くの?』



俺『もうやけくそです!どこでもいいす!なんか近くにないすかね??』



ユ兄『ここらへんの近くかー…。あ、ピンクモスクがあるぞ』



俺『行きましょう!!!』



と言って、全く手を付けていなかったビックマックセットを頬張りました。もはやこうなった以上開き直るしか無いんですよ。空港で8時間も時間潰せないし。という事で、airport expressの各駅列車に乗ってピンクモスクへ向かう事に!

空港でしょげる俺



早速、ピンクモスク(プトラモスク)へ向かう為に電車で移動。この各駅列車は20〜30分間隔で動いているので時間に注意して下さい。僕らが乗る時はまさに前の電車が行ってしまった後で、25分待ちました。ピンクモスクの最寄り駅はPutraJaya(プトラジャヤ)。そこから徒歩だとかなり距離があるのでタクシーで向かうのがおススメです。なお、ピンクモスク周辺には大統領官邸や様々なマレーシア国の機関のゴージャスな建物が密集しています。例えるなら、日本の霞ヶ関の10倍くらいの面積で、その建物達が並んでいます。その建物達を眺めながら向かいたい方は歩いても良いと思います。が、暑いので注意して下さいね。ピンクモスク周辺にはクーラーが効いているカフェみたないものはないので本当に注意して下さい。日が落ち始めた夕方などに行き始めるといいかもしれません。


プトラジャヤからタクシーに乗ってピンクモスクに到着


お互いに一枚ずつ

内部

半球体の内側。ブルーモスク同様綺麗である

大統領官邸。めちゃくちゃでかい



着いてからは、おっさん2人で写真を撮りあってキャッキャキャッキャしてピンクモスクをぐるりと一周しました。こちらには、アラビアンナイトみたいなコスプレ衣装の貸し出しをやってました。女性はそれをうまく着飾って、中の絨毯の上であーでもないこーでもないと言いながら、インスタ用(恐らく)に写真を撮ってました。中々広いモスクを時間をかけて一周して戻ってきても、まだ撮り続けているツワモノ達もちらほら。モスクを周り、大統領官邸など写真に収めたら、この場所には特に何かやる様なものはないので、タクシーに乗り込み空港に戻る事に。

プトラジャヤ駅。特になにもありません



観光を終えて空港に戻ります。今度はLCC専用ターミナルのKLIA2ではなくKLIA1に行きます。23時くらいの便でしたが19時半頃に着いてしまったので、兄やんと夕食。タイ料理的なものを食べました。時間が来たので、



俺『兄やん、そろそろ行きます!』



ユ兄『もう戻ってくるなよ!笑笑』



 俺『大丈夫です!笑。本当に色々とありがとうございました!最後まで迷惑かけちゃいました…!』



ユ兄『色々いい経験したな!気を付けてな!』



俺『ありがとうございますっ!!』



とお別れして、KILA1のイミグレに並びます。




















































3分で通過しました。



深夜便だったので、人が明らかに少なかったのですが、たった3分でイミグレを通過出来てしまった事に、色々な感情が湧いてきました。 後は帰るだけです。
先程、JAL便のチェックインをする時に、KILA2で一緒に戦った戦友に会い、『また東京でお会い出来たら』と連絡先を交換しました。こういう事があるから旅って面白いんだなぁと深々と思いました。しかし、メガネ君2人組だったのに、もう1人いて3人組になっています。『そちらは?』と聞いたら、『いや、もう1人居たんですが、こいつは完全にアウトだったんですよ』と。あ、置いて帰ろうと思ったのね笑と。面白い3人組でした。


KILA1の様子



何事もなく飛行機に搭乗して、離陸。いやー、JALさん最高でした笑。座席は広いし、モニター付いてて映画もなんでも見放題だし、機内食2回出てくるし、飲み物どうですか?って15分おきくらいに回ってくるし、変な寝返りうつやついないし(これ一番重要)。ゆっくり寝るつもりが映画2本も観ちゃったよ。



こうして、何事もなく無事に成田に…、成田!!この便は羽田ではなく成田行きだったのです!なので、成田に着いたら羽田まで荷物を取りに行かなければならなかったのです…!



次回、旅行記最終章、最後のどんでん返し!



お楽しみに。。。