前回はブギッ・ビンタンの夜(深夜編)について書きました。



今回は帰国です。帰りの便はエアアジアの14:15分発。お土産見たり、少しショピングをしたかったので、9時に起きて10時には兄やんの家を出る予定が、起きたら10時過ぎ。やべっ!!と飛び起きて急いで準備(前日と一緒の事やってる笑)。3日目のジジはもっと懐いていて、シャワーから上がると足にまとわりついてきたりしてました。ジジに『じゃーなぁ』と挨拶をして1時間遅れで兄やん宅を出発。見送りの為に兄やんも一緒に空港まで来てくれました。



7分置きにちゃんとくる電車。ワンマン運転ならず無人。自動運転です



クアラルンプールからの車窓から



同じく



KLセントラル駅からairport expressに乗る為に兄やん宅から電車で移動。車窓から見る景色は至る所で工事をしていて、まさに建設ラッシュといった所。一番気になったのは、工事現場に頭にスカーフ巻いてヘルメット被っている女性作業員が多い事。僕も普段ガテン系の仕事をしているので、様々な現場に行きますが、日本だと中々見ないというかほぼいないです。日本との違いをまた一つ発見しました。



KLセントラル駅に着く頃には、いい時間になっていてショッピングを諦め、空港でお土産に使うお金の両替だけ。クアラルンプールの両替について調べたサイトではブギッ・ビンタンの街中の両替所に比べるとKLセントラル駅に直通のショッピングモールの中に入っている両替所の方がレートが悪いとなってましたが、俺が行った時は逆でした。でも、日々変化しますからね。どちらもさほど変わらないので状況に合わせてで良いと思います。



旅行記②で書き忘れましたが、airport expressは片道55リンギです(約1480円)。なので、クアラルンプールに来る際は空港で100リンギくらい両替してから、こちらで両替すると良いと思います。KLセントラル駅からショッピングモールは直通で両替所も近いです。



両替をそそくさと済ませてexpressに乗り込んで離陸1時間40分前に空港に到着。この時点であまり余裕がない。急いで空港内を移動し、手荷物を預ける為にカウンターの列に並んでいると職員がいません。あれ?と思って見てたら液晶パネルをタッチしてベルトコンベアに乗せる方式。みんな自分達でやってるから手間取ってる人続出。順番が回ってきて、コンベアの前に行こうとしたら、どこからともなく職員がやってきて、カウンター横の機械で操作して手荷物に貼るシールを自分で出せとの事。わかったと言って一度離脱して兄やんと一緒に英語パネルを操作。これかあれかとやっていたら荷物に貼るシールと搭乗券が発券され、こういう所で人件費削減してるだなぁと感心しながら、また列に並び直し。順番がきて全部英語のパネルを雰囲気で押していって、自分で手荷物シールのバーコードをピッとやってゲートが開いたらバッグをコンベアに乗せて完了。この時点で離陸1時間10分前。

1回目に並んでいる時。まだ余裕の表情



それからトイレに行ったり、お土産を買う店を回ったりして、兄やんとこれかあれかなんて言ってる内に離陸45分前に。



ハプニング⑥
俺『兄やん!そろそろ行かないとマズイすわ!』



ユ兄『オケ!イミグレの前のゲートまで送るよ!』



イミグレ前のゲートまで到着。



俺『兄やん、今回色々とお世話に…』



ユ兄『あれ!なんだこの列』



俺『え?』



ユ兄『凄い行列出来てるんだけど、まさかベッチンこの列に並ぶんじゃないよなぁ』



俺『どういう事ですか??』



ユ兄『いや、普段こんなに混まないんだよ。それこそGWとか正月並みに並んでるわ。こんなの見た事ないな。』



俺『そ、そうなんですか』



ユ兄『ベッチン、この列並んでたらヤバイかも』



俺『え!?マジすか!乗れなくなっちゃいます!?』



ユ兄『いや、なんとも言えん。スムーズにすすめばギリギリ大丈夫だよ!だからもう行った方がいいよ!』



俺『わかりましたっ!兄やん色々とお世話になりました!ありがとうございました!!』



ユ兄『来てくれてありがとう!俺も楽しかったよ!!とりあえず、何があるかわからないから離陸するまで空港に居るから!』



俺『了解す!ありがとうございます!』



兄やんとは簡素な挨拶しか出来ませんでしたが、イミグレの前のゲートで別れました。小走りで中に入って行くと、やはり長蛇の列は外国人用のゲートの方でした。ゲートはほぼフルで空いているにもら関わらず、後ろの壁からさらに湾曲するくらい並んでいます。うわぁ、これヤバイかもなぁ。と内心ドキドキしながら列で待ちます。5分、10分と過ぎていく時間を携帯の時計を見つめながらジッと待ちます。15分が経ってもほぼ進んでいません。離陸まで30分。これはダメだ!と思い兄やんに電話します。



俺『もしもし、兄やん!ダメです!全然進まないです!』



ユ兄『まじか!しょうがないから列から外れて、職員捕まえて間に合わない旨を伝えた方がいいな!で、違うゲートから入れてもらえるはずだから案内してもらいな!!』



俺『わかりました!…いや、でも伝えると言っても何て言えばいいですかね!?』



ユ兄『とりあえず、emergency(緊急事態だ)を連呼しろ!!』



俺『わかりました!!』(この時俺はemergencyの意味を理解していません)



最後尾に黒のベレー帽(※以外黒べ)を被った若い男性職員がいたので、



俺『エマージェンシー!エマージェンシー!!』



黒べ『あぁ?』



俺『マイ フライトタイム ヤバイ!えーっと、ヤバイって何て言うだぁ〜?(列を指指して)これに並んでたらタイム オーバー!どうしたらいい!?』



黒べ『OK。(一番右のカウンターを指差して)counter go』



俺『オッケー!サンキュー!!』



ダッシュで言われたカウンターに向かいます。スーパーテンパっていたので、記憶が曖昧であんな様な事を言っていたと思います。しかし、ヒドイ。よく伝わったな笑



カウンター前に着いたら俺と同じ状況の人達が何人か居て、みんなザワザワしてテンパってました。カウンターでは長身の男性西洋人が大声でイミグレの職員に何かを言っています。恐らく俺と同じ状況で焦っているんでしょう。英語で何やかんや喚いております。対応しているのは頭に被りものをした若い女性職員。大声で体を使って必死に訴えている人と、かたやジーッと座ってその様をジーッと見つめている人。なんだか面白くも思えたけど、今はそんな事より自分の心配です。西洋人男性が頭を抱えて『アー!』と言いながらカウンターから離れた瞬間にすかさず俺が切り込みます。



次回、イミグレvsベッシ



お楽しみに。。。