脈診に関して (1) | besselwegのブログ

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 脈診は現在70歳代以上の先輩方は造詣の深い方も多いとは思うのですが、現在ではほぼ滅びたといってもよい「シーラカンス」のような所見収集法です。
 花輪博士は成書の中で脈診は主観的要因が大きいので「文字として強調しすぎない」点に配慮しておられます。

その中でも特に記述されている点は以下の通りです。

1)  「脈の深さ」:表面的に浮いたような脈を「浮いた」脈、なかなか触れにくい奥のほうに触れるように感じる脈を「沈んだ」脈としておられます。さらに「浮」は軽く触れてわかる脈のパターンを言うようです。「浮」脈では体表面(表)に、「沈」脈では内臓(裏)に抗病反応の主たる部位があるとしておられます。「弦」は浮と沈の中間ぐらいであり半表半裏と表現されるそうです。

2)  「脈の強さ」:一番よく触れる深さでの脈の緊張具合を診た場合の脈の強さを言います。抗病反応の強弱を診るのに重要とされます。

                 抗病反応       .

抗病反応     強い                    弱い

急性疾患                           緩(普通)

慢性疾患                          

3)  「血流のパターン」:脈の性質を横方向に3本指で診るとしています。 

.                  医師一呼吸あたりの脈数     .

                6以上                   4以下

急性疾患     数(熱)                遅(寒)


4) そして指三本を橈骨動脈と垂直に位置させて脈波を採取する「脈の幅」について、脈の幅が大は「発揚性」小は「
陰伏性」とされています。                   

 

 その他脈診に関して幾つか考察されているのですが、私の能力が及ばないからであると思うのですが、この記載では「気・血・水」と「脈」の関係を読み出すことができません。生命反応は「気・血・水」で成り立っているわけで、起こっている変化がこのどの変化が主体となっているかということが読みだせなければ、「気・血・水」理論は単なる哲学に過ぎないと言わざるを得ません。

 次回から「気・血・水」と脈診の所見の読み出し方を考察したいと思います。