「証」の解釈のための試行(続) | besselwegのブログ

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ではこの3剤の成分を比較してゆきたいと思います。

      当帰芍薬散  加味逍遥散  桂枝茯苓丸
カンゾウ    (-)        1.5        (-) 
ケイヒ      (-)        (-)        3.0
サイコ      (-)        3.0        (-)
サンシシ    (-)         3.0        (-)
シャクヤク   4.0        3.0        3.0
ショウキョウ  (-)         1.0          (-)
センキュウ    3.0         (-)          (-)
ソウジュツ   4.0         3.0         (-)
タクシャ      4.0         (-)        (-)
トウキ      3.0         3.0         (-)
トウニン     (-)        (-)        3.0
ハッカ       (-)        1.0         (-)
ブクリョウ    4.0         3.0         3.0
ボタンピ       (-)        2.0         3.0
上記の中の数字は、1方剤中に含まれる各生薬量を表しています。

上記をよく見ますと次のものに分類されます。
1) 当帰芍薬散にのみ含まれるもの:センキュウ、タクシャ
2) 当帰芍薬散と加味逍遥散にのみ含まれるもの:ソウジュツ、トウキ
3) 加味逍遥散と桂枝茯苓丸にのみ含まれるもの:ボタンピ
4) 桂枝茯苓丸にのみ含まれるもの:ケイヒ、トウニン
5) 加味逍遥散にのみ含まれるもの:サイコ、サンシシ、ハッカ
6) すべてに含まれるもの:シャクヤク、ブクリョウ

当帰芍薬散を体力低いヒト用、桂枝茯苓丸を体力があるヒト用、加味逍遥散をその中間ぐらいと仮定すると上の6つのカテゴリーは次のように再分類されます。
1) 体力のないヒト用:センキュウ、タクシャ
2) 比較的体力のないヒト用:ソウジュツ、トウキ
3) 比較的体力のあるヒト用:ボタンピ
4) 体力のあるヒト用:ケイヒ、トウニン
5) 体力以外の理由でアンバランスなヒト用:サイコ、サンシシ、ハッカ
6) 体力より症状に関係するもの:シャクヤク、ブクリョウ

この仮定を証明するには上記の生薬の働きを学習する必要がありそうです。