唐突ですが、本日からしばらくの間、サウナの勉強をしてゆきます。
今日から数日かけて総説を読んでゆきたいと思います。タイトルと著者は、
Sauna as a valuable clinical tool for cardiovascular, autoimmune, toxicant-induced and other chronic health problems. (心血管疾患、自己免疫疾患、毒物誘導性状態や慢性の健康障害に対する治療法としてのサウナ). Walter J Crinnion. Environmental Medicine Program, Southwest Collage of Neuropathic Medicine, Temple, AZ.
Alternative Medicine Review 16: 215-225, 2011、です。.
この総説ではまず、Radiant-heat sauna (Finnish steam sauna)というサウナユニットを紹介しています。このサウナの方式は一般に私たちがみるサウナであり、次の図のようなものです。
室内温は70-100℃(158-212℉)の間です。Steam saunaは熱された岩(あるいはそれに相当するもの)に水をかけて湯気を作ることにより部屋の湿度を上昇させる(50-60 gH2O/m3)のですが、上記を用いず湿度を上昇させないサウナを「dry sauna」と呼びます。
このサウナの平均的利用法としては5-10分間サウナに入り、その後水のシャワーか水浴を行い、室温でしばらく滞在したのちサウナに再び入るという方法を取ります。1回のサウナのセッションでこのプロセスを2-3回繰り返します。Dry saunaでも水蒸気は用いないものの基本的にsteam saunaの入浴法に準拠します。
次に赤外線サウナ(Infrared sauna, IRサウナ)に関して述べています。赤外線サウナは赤外線と遠赤外線(far-infrared, FIR)を用いたものに大別されます。IRサウナでは白熱灯赤外線熱ランプを用い熱を産生し、主に近赤外線波長を増強させており、わずかに中波赤外線とFIRも含みます。
IRサウナの写真を示します。見かけ上はいわゆるFinnish saunaと類似しています。
図にFinnish saunaとIRサウナの比較の模式図を示します。
さらに図4に赤外線の波長図を示します。wikipediaには近赤外線は0.7 - 2.5 μm、中赤外線は2.5 - 4 μm、遠赤外線は4 - 1000 μmの電磁波と記されていますが、この総説では近赤外線 (IR-A)が0.7 – 1.4 μm、中赤外線 (IR-B)が1.4 – 3.0 μm、遠赤外線(IR-C)が3.0 - 1000 μmと分類されています。
本日はここまでで、次項で続きを読んでゆきます。


