ベスちゃんへ



ベスちゃん、

お仕事行ってくるねー

いい子してるんだよー

お水、ちゃんと飲むんだよー

お留守番頼むねー


ベスちゃん、

ただいまー

いい子してた~?


返事は永遠にない

白い壺の中にベスちゃんは眠っている


ベスが我が家に来たのは十三年前の春

生後三ヶ月にやって来た

それはもう、ちっちゃくて可愛い女の子のシェルティでした。

何していても仕草が可愛い

愛くるしいベス

お耳の先は垂れ下がり、純粋な瞳、

可愛いお鼻、ペロペロ舐めてくる人懐っこさ

お兄ちゃん達に意地悪を言われた時、

あなたは歯ぐきをむき出しに怒っていたね。

簡単な言葉を理解してるあなたの頭の良さには皆、関心していました。


四年前、ママは癌になり、手術と抗がん剤治療を受けました。

入院と自宅療養を繰り返していた辛い時、何時も側に居てくれたのが、

ベスちゃん、あなたです。

横になっている時もママに寄り添い、

トイレに行く時もあなたは一緒についてきて待っていてくれたね。

散歩もママのペースで歩いてくれたよね

ベスちゃんのおかげでママは元気になったんだよ。

ママは本当にあなたの優しさに救われました。

ありがとう ベスちゃん。


そんなベスちゃんも耳が遠くなり、随分おばあちゃんになり、これからはママと一緒に、ゆっくりと歳をとろうね。って思っていた矢先、あなたはひとり天国へ逝ってしまい、パパもママもお兄ちゃんもいっぱい泣き悲しみました。

あんなに泣いたのにいまだに涙が出てきます。

病院でひとり逝かせてしまった事が、心残りでなりません。

怖かったでしょう

辛かったでしょう

淋しかったでしょう

ベスちゃんごめんね。

ごめんね。ごめんね。


これからも、我が家の娘、ベスちゃんでいてね。

あなたが好きだったお庭に、お墓をつくります。いつでも会えるね。

ベスちゃん、我が家に来てくれてありがとう。

あなたに会えて本当によかった。

共に過ごした時間はママ達の宝。

これからもずっと、一緒だよ。


お盆には迷わず帰ってくるんだよ。

待ってるよ。


              ママより