3月29日付日経MJから
高島屋とH2Oリテイリングの経営統合が白紙に。
「破談」という言葉通り、企業同士が結婚の約束をしていたけれど、話し合いの結果別々の道を歩むことにしたってところか…
企業同士の結婚は、自然人の結婚と違って「一緒にいるだけで幸せ
」とはいかない。
両者、承知の上の「政略結婚」…いや、「戦略結婚」かな?
お互い生活能力と経済基盤を持つ者の結婚は「折り合い」が難しい。
互いの「家」の習慣も違う。組織風土の違いは、システムの一元化では解消できない
私の住む街には、残念ながら高島屋もH2Oもないから店舗のイメージは湧かない。
ただ、記事にあった「仕入」についての考え方は両者の違いがよく現れてると感じた。
H2Oは「買取仕入」を、高島屋は「消化仕入」を…というスタンスとか。
「買取」は文字通り仕入商品を百貨店が買い取るから、売れ残りのリスクを負う。
一方「消化」は商品をお客様がお買い上げされた分だけ「仕入れたこと」になるという、売れ残りリスクのないやり方。百貨店と卸の力関係が明確だった頃からの商習慣。
もちろん売れ残りは、小売業にとって「リスク」。
だけど何よりのリスクは、お客様のニーズとかけ離れてしまうこと。
売れ残りというリスクがあれば、販売予測にもかなりの精度が求められる。
こうして、販売予測感度が鍛えられ、お客様のニーズに寄り添うこともできる。
もちろん、高度な販売予測の精度を保ちつつの「消化仕入」は百貨店にとってはリスクを避ける方法…
…ただ、商売って「win
win」の関係と考えたら、消化仕入の先には、在庫リスクに怯える卸売業がいるんだよね
反面、あらゆる商品を売り場に並べる「チャンス」は増える点では、卸売業のメリットか?
どちらが正しいとかではなく「考え方」の違いなんだね。きっと…
結婚前にはっきりしたのは、きっと両者にとって「最良の選択」だったんでしょう。
結婚も大変だけど、一旦結婚したら「お別れ」はその何倍も体力消耗するからね(経験談
)



