(予約更新です)
先日、息子ちゃんの歯科検診がありました。
息子ちゃんが幼稚園に入園した頃から、3か月に1度、必ず検診に行っています。
息子ちゃんと同じようなお子さんをお持ちのお母さんは、歯医者ではいろいろと苦労されているようなので、息子ちゃんの歯医者事情を簡単に紹介したいと思います。
■歯が生え出してから入園前まで
市の歯科医師会?みたいなところのやっている歯科検診に申し込んで、半年に1回ぐらいチェックしてもらっていました。
小さな子どもしか来ないし、歯医者じゃなくて、オフィスビルの1室を歯医者風にした感じだったし、検診しかしないところでした。
■入園後
歯科医師会の検診は入園前までで、最後の検診のときに、この先は小児歯科医で定期的に健診を受けて下さい!ってリストをいただいたのですが、どう考えても普通の歯医者に行けると思えませんでした。
理由は・・・
*待合室でじっと待てない
*障害に理解のない歯科医ではとても息子ちゃんの相手ができないと思う
*隣の人の治療している器具の音とかが苦手(昔は今より音に対する拒絶反応が何十倍も強かったので)
*嫌なことへの拒絶反応(泣き叫ぶ、暴れるなど)が激しい
で、主治医に相談したところ、歯科大学の中に「特殊診療科」というのがあるから、そこに相談してみるように、と言われました。
特殊診療科とは、認知症の老人は、息子ちゃんのような障害のある子どもや大人など、治療をするときに配慮が必要な患者さんを見てくれるところだそうです。
そこで事情を説明し、初診の予約を取って、通い始めて、かれこれ3年ちょっとです。
■これまでの検診の様子
最初の頃は個室での検診でした。周囲の音(歯を削る音とか)が苦手だろうなーと思ったので、それも相談したところ、個室での検診にしてくれました。
台に登るまでに一苦労
登っても寝そべって口を開けるまでに一苦労
口の中を照らすライトがまぶしいというのでサングラスを用意していったけど、ライトのスイッチで遊んだり、ライトを動かしたり・・・
エアースプレーや水のスプレーの出る器具をいじったり・・・
それでも先生は、息子ちゃんが歯医者に慣れること、器具に慣れることが大事だと、気長に相手をしてくれました。
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だんだんと慣れてきたけれど、今度は毎回塗っているフッ素の味が嫌い!とフッ素を拒否しはじめた時期も。
でも、このフッ素を塗って欲しくて検診に来ているようなところもあり(歯科医で塗ってくれるフッ素の方が市販のものより効果が長持ちするらしい)、あの手この手で誘導してました。
塗ったら帰りにドーナツを買うとか(歯科検診に来て甘いもの買って帰るってのも矛盾してるけど)、先生が歯ブラシに付けて塗るフッ素の量をとても減らしたからとか適当なこと言ったりもしました。
そんなフッ素拒否も3回ぐらいでいつのまにか終わってました。
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そして小学生になってから2度目の検診の昨日は、我が家のポイントシステムを自分から持ち出してきた息子ちゃん。
「個室じゃなくてみんなと一緒のところでやったら、ボーナスポイントつきますか?」
だって。
実はずっと診てくれていた先生が他の病院にうつって新しい先生になったときから、なんとなく個室じゃない診察になってて、息子ちゃんも受け入れてました。
で、「ボクはボーナスポイントが欲しいので、個室が空いていても個室は使いません」と、みんなと一緒の大きな部屋で診察しました。
みんなと一緒といっても、1つ1つの診察台の距離はかなり開いているし、とても広い部屋なので、治療器具の音も響かない、こもらないので、全然気になりません。
そしてこの日は、先生がとっても上手に新しいことに挑戦させてくれました。
「ちょっとお口の掃除機してみよっか!」みたいな。
息子ちゃんが、状況を理解できていなかったので簡単に「今、歯に塗ったフッ素の余っているのをちょっと吸い取ってもらうと、さっぱりするよ!」と説明。
ほんの一瞬、1本の歯のスペースぐらいですが、吸引することができました。
もともとフッ素の味が嫌いな息子ちゃんなので、掃除機気にいってくれるといいなー。
と、こんな感じで、いざ治療が必要になったときにできるだけスムースに治療できるように、器具慣れなんかもしてくれます。
まあ、一番の目的は治療をしないでいいように、検診とフッ素を塗ることですけど。
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で、次回は、そろそろ抜けていないといけない歯が抜けていないので、もし次回までに抜けない場合には、レントゲンを撮るそうです。
その相談も先生が事前にしてくれて、今使っている診察台でも撮れるけれど、できれば別の場所にあるレントゲン室で撮りたいとのこと。
息子ちゃんは地下にあるレントゲン室の中に入ったことがなくて、新しい場所の探検は大好きなので、もし次回までに抜けていなかったら、レントゲン室での撮影に挑戦してみる!ということで話しをしてきました。
私は、もし次回までに抜けていなかったら、診察に行く前に、レントゲンの説明をしておけばいいというわけです。
これが、息子ちゃんがお世話になっている特殊診療科の様子です。
なんらかの対応が必要なことが前提の患者さんを診る先生たちだから、みなさんとってもやさしいです。この間は、学生さんがいっぱい、息子ちゃんの診察を見学していました。
見た目には普通の子なのに、1つ1つ不思議な行動を取る子がいることを知って欲しいし、そのときの対応方法を1つぐらい覚えておいてもらえたらいいなーと思いました。
実際に治療が必要になったら、これだけ時間をかけて検診にも器具にも慣れさせていたって、じっとすることは無理だと思います。そのときは、全身麻酔も選択肢にあるとは、最初の頃に質問をして言われてもいます。
毎回、片道1時間の運転は面倒だけれど、いざ治療!となったときにも、安心してお任せできる保険のような場所でもあるので、これからも3か月置きに通っていきたいと思っています。
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もし、発達障害などなんらかの障害があり、歯科治療で苦労している方がいたら「特殊診療科」という部門があることを知ってほしくて書いてみました。
自分のいる県や市町村の名前と特殊診療科で検索してみてください。すぐに診察してもらえないときもあるけれど、まずは電話をして、相談をしてみるくらいはできると思います!
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あっ、療育ツールカテゴリーで書いているので、息子ちゃんが歯科検診に持参する持ち物をご紹介。
サングラス→口の中を照らすライトのまぶしさを減らします
イヤーマフ→周囲の治療音などが気になったら使うために持ち歩いています
お絵かき帳や本→ほぼ予約通りの時間での診察ですが、待たされたときのために自前のおもちゃ。待合室にもおもちゃ、本、さらには横になることのできるマットと毛布まで用意してあります。
母の対応は、治療中に腕や足をさすってあげていたり、先生と息子ちゃんの通訳的役割をしてるかな。そして、ひたすら褒めて持ち上げる!
あっ、ちなみに、この歯科検診。虫歯の治療ではないので、毎回自己負担です。これだけは痛いけれど、虫歯になって大騒ぎしないための保険料だと思って払ってます。