かなだい、シーズン初戦お疲れさまでした![]()
画面越しに演技を見るだけでも、素晴らしい体験をさせていただいたスケートアメリカ。
結成3シーズン目、国際大会出場2シーズン目でGPSの後半グループで滑るってすごすぎない? 進歩にあたって崖をクライミングしてきた感のあるおふたり。
RDのラテンはフレンズオンアイスでも披露されていて格好良さにテンションの上がりまくるプログラムだが、競技は登場から格好良すぎた。衣装も最高にクール! 踊りは言うまでもなく。
プロトコルをご覧の皆様はすでにご存じと思うが、最初のコレオリズムシークエンスのGOEは4.07、チョック/ベイツ組、ホワイエク/ベイカー組に次いで3番目に高いんである。Yeeeessss!!!!
FDのオペラ座の怪人には心を攫われてしまった。
スタートポーズをとるまでの演技で世界観に引き込まれ。
音楽が始まり妖しく美しいコレオステップからの──コンビネーションリフト!!!!
個人的に演技の印象の70%くらいはここで決まったと思うほどにしびれた。ライブ時はその後のツイズルからステーショナリーリフトまでの記憶がなかったくらいである。
その後『 The Music Of The Night』の甘い歌声に合わせ、クリスティーヌを操るように踊らせるファントムの傲慢でありながら悲しいくらいに献身的な愛。
心を通わせられたかに見えたのに、最後にはひとり輝くクリスティーヌを離れて見上げるファントムの切なさ。(全て勝手な妄想です)
哉中さんは肩に怪我をしており、ハリケーン事情などもあって練習も充分とはいえず。
それでも感情と感覚を強く揺さぶられる演技だった。
スケジュールのタイトな中、素敵なEXまで滑ってくれてありがとうかなだい!
さて、そんなかなだいのスコアについて。
特にFDのスコアが出た時にはとても大きなブーイングが起こっていたので、何が原因で点が上がらなかったのかざっとプロトコルを確認してみた。
まずはRD。
これは一目瞭然で、ベースバリューが低い。完全なるレベルの取りこぼしである。
そのわりにGOEは最後のリフトを除いて高く、PCSも悪くない。
最後のリフトでレベル4、GOE2.0を取れればそれだけで今より(ディダクション分含め)4.85点も上がる計算である。74点ならスケアメRD3位では?![]()
次にFDはどうか。
これはぱっと見て3つ気になる部分が見つかる。
1:ステップでレベルをとりこぼしている。
2:コンビネーションリフト以降のエレメンツのGOEががくんと落ちている。
3:PCSがRDより全項目下がっている。
1・2は、大技の後で大輔さんの足に疲れが見られたのと、ご本人も感情が乗りすぎるとエッジが甘くなる的なことを言っておられたのでこれからに期待である。
むしろリフトのレベル4を保持したことに拍手を贈りたい👏
理解しにくいのは3なのだが、これについては昨シーズンからプロトコルを眺めていて私なりに感じたことがある。
きちんと統計をとっていない主観なので話半分、いや一分くらいで読んでいただきたいのだが。
注目するのはGOEとPCSが同じジャッジによって採点されるという点である。
もともとTESとPCSは切り離されているという考えが素人の私にはあったのだが、ルールブックを読む限り、少なくともアイスダンスのPCSの評価項目というのはわりとGOEの評価項目とかぶっているんである。
前シーズンのルールではあるものの、私の『ユニゾンはどのように採点に影響するか』という過去記事から引用すると、
GOEはユニゾンを基本としつつ、
・質の良いステップ、エッジの深さ、スピードといったスケーティングスキル
・リズムや音楽にぴったり合うステップやエレメンツの行使、姿勢や身のこなし(音楽表現)
・創造的・革新的なエレメンツやその出入り(振付と実施能力)
このあたりで差がつきそうなのである。
ということになり、これはPCSの評価にもほぼ当てはめられるのじゃなかろうか?と今更ながらに思う。
つまりエレメンツのGOEとPCSは採点のうえで切り離せない関係のように思われるし、実際にかなだいのGOEとPCSはわりと連動しているように感じられる。
しかし今シーズンのかなだいのプログラムはRDもFDも疲れを考慮に入れない鬼構成すぎて、これでレベルとGOEを稼ぐのは相当に大変そうである…かなだいがんばって…今の構成が大好きです(鬼)
もう今日はデニス・テン メモリアルチャレンジのRD。
ハードすぎるスケジュールが心配ではあるが、よい試合になりますように。