数年前から、我が家は回覧板の1番目の家になってました。
↓このようなきっかけからです。
義母が対応したのを、後から聞いた範囲の話。
- 公民館の職員が突然来て「最近、この近辺の8軒だけ回覧板が回ってなかった」ことがわかりました」とのこと
- ついては、新規に8軒分の回覧ルートを作りたいので、1番目の家になってくれないか?というお願い
- 8軒のうち、4軒は賃貸戸建てなので空き家になる可能性がある。
残り4軒は自己所有だけど、中でも義父母が一番年長なのでお願いできないだろうか?とのこと
(毎年、敬老イベントのお誘い封書が届くので、年齢を把握されていますす)
回覧板が回ってるかどうかは、回っていない側にはわからない。
どうしてソレが発覚したのか気になりますが、私は出勤しており、対応した義母は、その辺の事情は訊ねなかったらしく、今でも疑問です。
そもそも「回覧板」って要るの?と思って、検索すると以外と古い歴史があり、かつ日本独特の仕組みのようでした。
■歴史
かつて近隣における連絡事項の伝達には主として言継ぎや掲示板が多く用いられたが、日本では昭和15年に内務省が下部機構整備を府県に通達したのを契機に隣組などの間における連絡手段として普及し今日まで採用されている。
2000年にあしたの日本を創る協会が発出した『自治会・町内会の高齢者支援に関する報告書』においても、80%以上の町内会がもっぱら回覧板による連絡形態をとっているのと調査がある。
Amazonでは「回覧板」と印字されたバインダーが売られていて、まさにうちにあるのと同じ製品も売ってました。
町内会の80%が回覧板を行っているなら、一定の需要があるんだろうなと思います。
回覧板の1番目である我が家の担務(ちょっと大げさですが)は
- 不定期に、義父母世帯の郵便ポストに、直接投函されたプリントが入っている
(丸めて輪ゴムで留められている) - 丸まったプリントを広げ、回覧板バインダーに挟む
- 一番上のプリントに我が家のシャチハタ印を押す
- 決められた順番に回覧板バインダーを届ける
(留守・在宅関わらず、ピンポンせずに玄関前にそっと置く) - 1週間以内に、回覧板バインダーが玄関前に戻ってくる
- 一応、8軒分のハンコが入っているか確認して、プリントを紙ゴミ入れに捨て、空のバインダーを保管する
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正直、回覧板の内容はあまりちゃんと見てません。
公民館だより(イベントのお知らせ?)、交番からの防犯の呼びかけ、救急当番病院、検診車の巡回予告、、、などがプリントされていて、これらの事はスマホで検索できます。
ただ、もしかしたら誰かの何かの情報源かもしれないので、少なくとも回覧板バインダーを管理してる家として、回覧は滞らないよう回しています。
一度、1週間以上経っても回覧板が帰ってこないので、回覧板バインダーを紛失?と不安に思い、賃貸戸建ての4軒のポストを見に行きました。
案の定、我が家に戻ってくる直前の1戸が転居してました・・・ポストからはみ出るように刺さっている回覧板バインダーを見つけ、無事に回収。
賃貸同士でつきあいがないと、転居の有無に気づかないこともあるかも?
少なくとも、この8軒はFace to Face で回覧はしていません。
暗黙の了解で、留守でも在宅でも玄関にそっと置いていきます。
賃貸戸建に引越してくる住民を含め、まじめに回覧を回すのは国民性なのかな?
そして、「回覧板」という文化?は、いつまで存在するでしょう?
全室ネット回線あり、テレビ8K対応済み、玄関はリモコンキーで開閉、ほぼ在宅勤務になっている我が家ですが、回覧板バインダーにプリント挟んで回すアナログさがアンバランスで面白いなと思いました。