完全分離型の二世帯住宅で同居する際、義父母世帯にある依頼をしました。
それは「石油ファンヒーターは使わない」という事です。
勿論、石油ストーブも電気ストーブも。
その理由は、スバリ火災予防です。
(参考 2018年データ)
- 暖房器具の事故が5年間に1,064件あり、770件(72%)で火災が発生。
- 死者は107人に上り、74人が重傷を負った
- 死者数が多い製品は、石油ストーブ(47人)、電気ストーブ(34人)、石油ファンヒーター(13人)、こたつ(6人)、電気マット・カーペット(4人)などの順
- 死亡事故の7割を70歳以上の高齢者が占めている
義父母は同居開始時点で既に、後期高齢者(75歳以上)の一歩手前でしたので、灯油をタンクに入れる時にこぼすとか、何らかの操作で衣類を焦がしたりしては大変だ!と思ったからです(若くても火事は起こす可能性あるんだけど)
暖を取る時は、「エアコン」と「こたつ」を使ってもらっていました。
私たちも同居する前、石油ファンヒーターを持っていましたが廃棄しました。
義父母も禁止の理由をわかってくれたようで、「石油ファンヒーターのほうがいい」という事は言われませんでした。
私が小さい時は、まだ石油ファンヒーターはなく、石油ストーブが冬の必需品でした。
ヤカンをストーブの上に乗せていたり、「焼きミカン」をして食べたり、飼っていたハムスター用のヒマワリの種を焼いて割って食べたり、という思い出があります。
※「焼きミカン」は地域差があるそうです。もしかして初耳の方がいるかも?
私は石油ストーブの上でないとできないと思っていたけど、オーブントースターでもできるらしい。
うちの子どもは、幼稚園児から石油ファンヒーターのない家に暮らしていたので、石油ファンヒーターを使った記憶がないかもしれません(当然、石油ストーブも)
また、これは知人の話ですが、
実家で2人暮らしの父母が、朝、石油ストーブをつけたまま、灯油をタンクに継ぎ足したところ、引火して火事になり自宅が全焼してしまったそうです。
石油ストーブが火元なので、初期消火できなかったとのこと。
新築した時、キッチンの熱源はガスでした(15年後にオール電化にしました)
これも調理の際に家事になる危険性もあるのですが、新築当時はガスを設置しました。料理の時は十分気を付けて!と願いつつオール電化まで過ごしました。
それと、義父母達は、ほぼ在宅していて、お茶を飲むことが多いのですが、義母がそのたびにヤカンを火にかけて沸かしていました。
義母はリウマチが徐々に進行していて(手首が痛くても、義父が代わりにすることはなかった模様)ヤカンを使わなくて済むように「T-Falの電気ケトル」を買いました。
必要量だけをすぐに沸かすことができて、重宝していたようです。
2階のもう一つのキッチンでも、早く沸いて便利なので、同じく T-Falの電気ケトル を使っていました。
夫の単身赴任先にも購入し、今は社会人になった子どもが一人暮らしで使っています。
あれ??
最後は石油ファンヒーターの話ではなく、電気ケトルの話になってしまった・・・
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