物の名称について。
人によって同じモノでも呼び名が違うものって、時々あると思います。
服だと「パンタロン」と「フレアパンツ」とか、
車だと「リアカメラ」と「バックカメラ」とか。
完全分離型の二世帯住宅で、地下1階~地上3階の建物です。
「家の外に突き出した部分」が各階に1か所づつ、計3か所あります。
この部分のことを「(1階の)ウッドデッキ」「(2階の、3階の)ベランダ」と呼んでいました。
しかし、これらは厳密には同じモノの別名ではなく、区別があるそうです。
家族で話をするときに「●階のベランダ」と言うので、困りはしなかったのですが、区別があるのが面白いな~と思ったのでご紹介します。
【ベランダの定義】
- 屋根がある屋外スペースで、柵で囲まれている。
- 階数は関係ない(洗濯物を干す干さないは関係ない)
→マンションにあるのは【ベランダ】ですね。
マンション1階で庭付きであれば、屋根がある部分は【ベランダ】なのかな?
- 家の2階はまさに【ベランダ】です。
約3畳の広さで、洗濯物を干す。ゴミの分別保管場所でもあります。
4本の物干し竿を二方向に設置して、高さも段違いにしていたので、洗濯物を一度にたくさん干せます。
子どもが高校生までは空間をフル活用して干してました。
屋根付きなので、シトシト雨なら洗濯物が濡れません(でも雨だと結局、乾かないけど)
【バルコニーの定義】
- 屋根のない屋外スペースのこと
- 2階以上にあって、手すり付き
下の階の屋根部分を利用しているとルーフバルコニー
- 家の3階はベランダではなく【バルコニー】でした。
建築時の図面では「ベランダ」という表記だったので、ベランダと呼んでましたが厳密には間違っていた・・・
ここは6畳の広さがあり、家族や友人らとバーベキュー、大きめ子どもプール、パラソルとアウトドア用テーブルで親戚の子ども達も一緒にお絵かきなど、多目的に使いました。電源もあり。
【デッキの定義】
- 1階にあるもの、屋根がない
- 地面から高く作られた床で、室内の延長のイメージ
- 木製ならば【ウッドデッキ】という
- 家の1階で、義父母世帯が洗濯物を干していた場所は【ウッドデッキ】で正解でした。
約3.5畳あり、バリアフリーを意識して、1階リビングと同じ高さにしている点は【テラス】とも言えますが、高さ260cmの目隠しフェンスで囲っているので、室内の延長の意味合いが強いから【デッキ】でしょう。
【テラスの定義】
- 1階にあるもの、屋根の有無は関係ない
- 屋内の床と同じ高さで、庭の延長のイメージ
カフェのテラス席 - デッキは室内の延長で、テラスが庭の延長という反対の視点なのが、面白いなと思いました。