皆さんこんにちは。今回は癌のリンパ節転移についてご紹介します。

 

 癌は下図の通り血管やリンパ管を通って転移していきます。この中でリンパ管からリンパ節に転移することをリンパ節転移と言います。

 

 

 リンパはいわばごみ処理のような役割を果たしていますが、最終的に鎖骨下静脈にごみを廃棄します。その時、病原菌・ウィルス・癌細胞がリンパ液に含まれていると大変です。そこで、有害なものはリンパ節で濾しとって白血球で処理します。

 

 しかし、白血球が癌細胞を非自己と見なしていない場合は、リンパ節に癌細胞が残って増殖してしまいます。これがリンパ転移と言われるものです。

 

 そこで一番問題なのが白血球が癌細胞を非自己と見なしていない事です。その状態では、手術によるリンパ郭清や抗がん剤治療を行っても限界があります。

 

 では白血球が癌細胞を非自己と見なすためには何が必要なのでしょうか。私は腸の免疫活性を高めることだと思っています。具体的には、発酵食品や水溶性食物繊維を積極的に摂取して、腸内細菌叢を改善し免疫力向上を図ることです。決して特別なことでは無く根菜類・海藻・納豆・ぬか漬け・ヨーグルト等を食べればいいのです。

 

 只、何時白血球が癌細胞を非自己と見なしてくれるかが分かりません。明日かもしれないし一年後かもしれません。しかし、そうなった瞬間に癌の進行は止まりますから、一度お試しになられては如何でしょうか。

 

(参照記事)