皆さんこんにちは。前々回に短鎖脂肪酸についてご紹介しましたが、今回はそれと関係が深い脳-腸-腸内細菌相関についてご説明します。

 

 具体的に言うと、以下の通りとなります。

 

・脳→腸内細菌

  精神状態が良いと胃腸の調子も良く、腸内細菌叢が改善されます。一方で精神状態が悪いと、腸内細菌叢も悪化しおなかの調子を崩します。

 

・腸内細菌→脳

  腸内細菌叢が良いと精神状態が改善します。一方で腸内細菌叢が悪いと精神状態が悪化(抑うつ、不眠等)します。

 

 

 そして、脳と腸の情報は迷走神経を介して行われているそうです。迷走神経は下図の様に延髄から出て、腸を始め内臓に到達しています。

 ではどうすれば良いかという事ですが、やるべきことはそんなに多くはありません。要するに腸内細菌叢を改善できればいいのです。具体的には次の事を実践すればよいです。

 

・発酵食品を食べる

  納豆、ぬか漬け、ヨーグルト等

 

・水溶性食物繊維を食べる

  根菜類、納豆、全粒穀物等

 

 病気になるとどうしても気分が優れず薬に頼りがちになりますが、薬には副作用もあり、へたをすると病膏肓に入るという状態になります。

 みなさんも、腸内細菌叢を改善する食品を摂られてはいかがでしょうか。

 

 では今日はこれで終わります。皆さん最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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