皆さんこんにちは。今回は健康診断でおなじみのコレステロールと中性脂肪の関係をご紹介します。

 

 コレステロールと中性脂肪は次の5つのリポタンパクによって血液中を運ばれています。つまり、カイロミクロン、VLDL、IDL、LDL、HDLです。それらは下記の性質を持っています。

 

血液検査ので測定できる値は概ね以下の通りでます。

・中性脂肪 カイロミクロン・VLDL・IDLに乗っている中性脂肪の量

・LDL  LDLに含まれるコレステロールの量(善玉コレステロール)

     以前は悪玉コレステロールと言われていましたが、たぶん善玉です。

・HDL  HDLに含まれるコレステロールの量(善玉コレステロール)

・VLDL 測定不能(悪玉コレステロール)

・IDL  測定不能(悪玉コレステロール)

・総コレステロール HDL+LDL+中性脂肪/5

  VLDLとIDLが測定不能なため、中性脂肪/5で推定している。

 

 悪玉コレステロール(VLDL、IDL)の割合は以下のグラフの通り中性脂肪とHDLによって変わるそうです。

 上のグラフは横軸が中性脂肪を表し縦軸がLDL・VLDL・IDLに占めるPhenotype A (善玉で△の線:LDL)とPhenotype B(悪玉で□の線:VLDL+IDL)の比率を表しています。これを見ると中性脂肪が180になるとPhenotype Bばかりになります。

 

 下のグラフは横軸がHDLを表し縦軸がLDL・VLDL・IDLに占めるPhenotype A (善玉で△の線:LDL)とPhenotype B(悪玉で□の線:VLDL+IDL)の比率を表しています。これを見るとHDLが65になるとPhenotype Aばかりになります。

 

 結論としては、中性脂肪が低くてHDLが高いと善玉コレステロールだけになるということです。

 

 しかし私の血液検査(5月19日)では中性脂肪が198でHDLが70でした。上のグラフでみると悪玉ばかりになりますが、下のグラフで見ると善玉ばかりという真逆の結果になっています。どちらが正しいのかさっぱりわかりません。

 結局は体質によって異なるので一概には言えないですが、私は動脈硬化は問題無いと考えることにします。

 

 今日はこれで終わります。では皆さん最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

(参照記事)

 

 

 

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