皆さんこんにちは。今回は入院中に主治医の先生から受けた病状説明について書きたいと思います。

 

 確か入院してから10日程度たったころだったと記憶していますが、先生から病状の説明をするので奥様にも一緒に聞いてほしいと言われました。家内に連絡してご指定の日時に病室で待っていると先生がお見えになり次のようなお話がありました。

・現状の肝臓の状態は肝臓が委縮していて快復は見込めない。

・腹水とは一生付き合ってもらうことになるだろう。

・腹水性の腹膜炎を発症すると余命は1年。そうでない場合は5年程度。

・有効な治療法は無い。

 確かにその時のCTを見ると肝臓が萎縮しています。又、一つ気になったのが右葉に大きな嚢胞が有る事です。以前はこんな大きな嚢胞は有りませんでした。萎縮してできたのか癌が治った痕かは不明です。(癌が自然治癒した場合はどうなるのかは良く知りませんが)

 

 

 病状をお聞きしたときにやはりそういう話かと思いましたが、一方で肝硬変は治る病気になったという湘南徳洲会病院の岩渕先生の記事を知っていたので、直す事しか考えていませんでした。主治医も肝臓の専門医ではないので、新しい状況はあまりよくご存じないようです。御専門は胃腸の内視鏡を使った検査と治療との事でした。エンテカビル等の薬は肝炎を抑える働きがありますが、肝臓の線維化を改善する働きはないのです。肝臓の線維化を改善するには、肝臓の血流を増やして鬱血を軽減するのが一番です。それ以降、息苦しくないときはベットの上で逆転の体位を実践することにしました。ある時、逆転の体位をしている時に看護師さんがこられて、すごい恰好をしていますねと言われたことがありました。しかし、やはり効果は有って日を追うごとに体調は良くなっていった様な気がします。今でも毎日欠かさず行っていますので確実に体力は向上しています。逆転の体位は下図の様に失われた肝小葉の中心静脈を、重力の力で押し広げて血流を回復させます。

 皆様もお試しになられては如何でしょうか。

 

(図の参照記事)

 

 

 

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