映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」

660本目。TOHOシネマズなんばで鑑賞。



1975年、女性初のエベレスト登頂に成功した登山家の多部純子(吉永小百合)は、女性登山家のパイオニアとして注目を浴びる。次々と山に挑戦する純子だが、そんな彼女に反発する息子・真太郎とのすれ違いや登山仲間との決別に悩み、病にも襲われる。しかし東日本大震災で被災した高校生たちの様子に心を痛めた純子は、病を押して富士山に登ることを決意し、自分の姿を通して彼らを励ますプロジェクトを立ち上げる。純子の夫・正明(佐藤浩市)は、純子とすれ違ったままの真太郎にプロジェクトへの参加を持ち掛ける。


登山家・田部井淳子のエッセイ「人生、山あり“時々”谷あり」を原案にしたドラマ。女性初のエベレスト登頂を果たした登山家が、家族との衝突や登山仲間との別れ、病との戦いを乗り越えながら、山に登り続ける。メガホンを取るのは『冬薔薇(ふゆそうび)』などの阪本順治。阪本監督作『北のカナリアたち』などの吉永小百合、『私にふさわしいホテル』などののん、『LOVE LIFE』などの木村文乃のほか、若葉竜也、天海祐希、佐藤浩市らが出演する。


出典:シネマトゥデイ



家族の協力がないと達成出来ないよね。

旦那様も山男だからの理解だろうけど、自分も登りたい想いを押さえて奥様を山に送り出すのは、愛だけでは語れないだろうね。



同じ目標や目的を持った仲間だからこその嫉妬は存在して、仲間の中の誰か一人となった時に揉めてしまうのは当然の問題。一人の栄光として取り上げられてしまうと恨みも買うよね。



息子さんが母親と比べられることに反発しながら結局、山に登るのが、ある意味すごいよね。



気になってしまったのが、主人公の青年期を演じたのん。


私の気のせいか、演技が吉永小百合に寄せてるような気がした。喋り方とか。でも基本はのんの棒読みスタイルなんだけどね。



色々苦労されたんでしょうけど、二人のお子さんを育てて好きな山にも好きなだけ登れて幸せな人生だったのではないでしょうか。

悪い言い方をすれば好きなことだけしてる人生かな。苦労は感じなかった。本当は、そうじゃないはずなんだけど。

映画からは、そんなイメージでした。



ところで映画のタイトル「てっぺんの向こうにあなたがいる」と言うのを勝手に亡くなった人がてっぺんで待ってると言う意味かと思い込んでましたわ。

てっぺんの向こうには山を下り待っている家族や友人がいるってことかなあ。生きて帰るってことかなあと私なりに回答を出してみた。