映画「金子差入店」
657本目:2025.10.04アマプラ鑑賞
テーマが重いことはタイトルから予測出来た。
こういう仕事があるとは知らなかった。
因果な仕事だと思うが差入店を恨むのは、お門違いだと私は思う。
犯罪者を憎いと思う被害者の立場になったことがないので差入店を悪く思う人に共感が出来ない。
それなら犯罪者側の弁護士なんて、どうなるのか。
そう言う人達が存在するから差入店と言う商売が成り立つのでは、ないだろうか。
だからと言って犯罪者に共感するつもりもない。
物語は金子真司(丸山隆平)が服役していた頃から始まり彼の苦悩を描いていく。
そして息子の幼なじみの殺人事件が発生し被害者の母との絡みから差入店や家族への嫌がらせ、いじめにつながる問題。
そして犯人の母からの差入を客として受け止めるも被害者を知っているが故の苦悩。
犯人に差入、面会をすることで悩み続ける。
更に弁護士の久保木(甲本雅裕)が抱える事件にも首を突っ込んでしまう。
被害者家族である女子高生が犯人である横川哲(岸谷五朗)に毎日面会を希望しているのを見兼ねて手助けをしてしまうのだ。
それをきっかけに差入店として覚悟を決める。
意外だったのが金子真司(丸山隆平)の妻である金子美和子(真木よう子)の方が差入店としての誇りを持っていたことだ。
最後まで疑問が解消されなかったのは息子の幼なじみを殺害した小島高史(北村匠海)の母親の変貌ぶりだ。最初は鬼電で精神を病んでしまったのかと思いきや家を売って身元を隠して小綺麗な立ち振る舞いだったこと。息子との関係も断ち切ったのだろうか。








