映画「ベートーヴェン捏造」

656本目。2025.09.28劇場鑑賞。





バカリズム脚本と言う情報だけで鑑賞を決めた。

何となく「楽しい」んじゃないかと期待して。

ある意味、いたって真面目な内容でした。



見終わってのダイレクトな感想は

バカリズムが史実を調べてアイデアを考えたなんて凄いなあと感心したのだが、エンドロールで原作があることを知った。

感想が「そりゃ原作あるだろ」に変わった。

では何故、バカリズムが脚本を書いたのだろう。

バカリズムじゃないといけなかったのかと疑問。


主演の山田裕貴は置いておいて周囲のおじさん達のキャスティングは面白いと思う。

古田新太は気難しいベートーヴェンらしさが出ていて良かったと思う。

最終的にシンドラーはベートーヴェンに執着し過ぎて自分だけのベートーヴェン像を作ってしまい記録したようなことだよね。


これ、日本版の聖徳太子捏造を作ってみても面白いんじゃない?


ちなみに私はモーツァルトが大好きだけどね。

パパゲーノが出てきて驚き。



ベートーヴェンはシンドラーが喋り過ぎる(会話ノートで)のでパパゲーノ(お喋り)と呼んだと。

私はパパゲーノが鳥刺し(鳥を捕獲する仕事)と言う情報しか覚えていなくて何故パパゲーノなのか、すぐにわからなかった。

映画ではシンドラーはベートーヴェンが聞こえないから声に出さないで会話ノートに書いて読んでもらっていたから、お喋りのイメージがなかった。でも会話ノート上でのお喋りってことなんだね。



私にはバカリズムらしさが感じられなくて残念でした。