ドラマ「母の待つ里」
浅田次郎さんの原作。
予想外にファンタジー感がなかった。
逆に1話目ではミステリー感さえ感じた。
私の中で浅田次郎作品はファンタジー感(不思議な出来事)が強いけど真面目タイプもあるんだね。
私が知っている浅田作品かたまたま不思議感タイプだったんや。
3人がそれぞれの思いを持って「母」のもとへ通う
一泊50万ってナカナカの金額。
嘘の世界でも良い、ニセモノの母でも良い
お母さんに会いに通う3人。
それでも50万を払って里に行く。
突然の「母」の死で、出会う3人。
「母」に会いたくて通っていたのは3人だけじゃなかった。
さすがNHKだと感心したのが村のジオラマだ。
何故、ジオラマなのかは1話を見終わって納得。
村全体がカード会社のサービスの演者だから。
普通の生活もしているだろうがカード会社の予約が入ると演技をするニセモノの村になる。
何が凄いって犬だね。
千と千尋の街灯のように家まで案内してワンと泣き、ちよにお知らせする。
ラストシーンは、もう少しわかりやすくして欲しかった。
松永徹(中井貴一)が村に戻る気持ちに気がついたのが分かりにくかった。
最大の謎はカード会社の目的。
50万の売上で村にどれだけ払っていたのか。
寂しい裕福な大人の心の隙間を埋める(喪黒福造?)新たな隙間産業なんだろうか。