2024.10.02水曜日
新入社員には、入社日に就業規則を全て読んでもらう。そして押印してもらう。
私が総務を担当していた頃に作ったルールだ。
私が入社した頃は就業規則なんて、なかった。
その後に就業規則が作成され労基に届出されたようだ。ようだ、と言うのは就業規則が出来たことを周知されておらず閲覧も出来なかった。←法律違反ね。
で、私が総務になってから、就業規則を整備することになった。社員に配布するのは抵抗があったし更新した時に管理が出来ないので更新時は全員に回覧して押印してもらう。入社時は全て読んで押印と言うシステムを作った。
でも回覧時に読んでも全てを覚えるのは不可能だし、必要な時に必要な箇所を読みたいのが普通。それに従業員が希望した時に閲覧出来るようにしておくのが法令。でも我が社は一つだけ条件をつけている。閲覧時間は昼休みだけと言う条件だ。だから閲覧は申し出てくれたら読んでもらう方式。ただし社外持ち出し禁止でコピー、撮影禁止としてある。
つい先日、新入社員に就業規則を読んでもらった時に質問を受けた時の話。
実際に質問を受けたのは現在の総務担当者で私では、ない。私は、その総務担当から質問を受けただけだ。
質問されたのは副業のこと。
就業規則に記載されている副業関連は許可制となっている。記載の文章からは禁止とは表現されていない。なので新入社員から「許可をもらえればokなんですか?」と言う質問があったらしい。
しかし、会社は許可を出すつもりはサラサラない。裏側で副業禁止なのだ。じゃあ禁止とはっきり書けば良い。最初は禁止と記載する予定だったのだが社労士から「禁止と記載すると生活を保証する給与を出す義務が生じる。なので許可しない前提の許可制と記載することを勧める」と言われて従ったのだ。
我が社が副業を禁止する理由は一般的な理由だ。
総務担当は社長に質問があったことを報告し基本、禁止であることを回答する予定であるが、それで良いかと打診をした。社長は当然、禁止で良いが、何故、就業規則に副業が許可制である記載になっているのか、更になぜ副業の項目が記載されているのかと質問返しされたらしい。そこで総務担当者が、就業規則作成の経緯を知っているであろう私に事情を聞いて来たのだ。
まさかの社長の質問に私はアングリ。
副業禁止の項を追加しろと指示したのは、そもそも社長であること。
禁止と記載すると生活を保証する義務が生じるので許可制にした方が良いとのアドバイスにokを出したのも社長であること。
記載があることで副業をしたくても許可制なら、めんどくさいから辞めようと抑止力になること。
また許可なしで副業をしていてバレたら服務規定違反となることを総務担当者に説明した。
副業と言ってもラインの記載がないことを総務担当に追って説明。
例えばアルバイトなど他社から給与をもらう場合は副業とみなして良いと思う。
メルカリやヤフオクなど自分の持ち物を販売する場合は副業としなくても良いのでは?
ただし販売するために購入する場合は副業とみなして良いでしょう。あくまで私の考えですけど。
さあ、社長はどう納得されたのか、総務担当から何も報告がないので、わかりません。
余談として過去に副業をしていた人がいたことも紹介。夜の仕事をしていた女性と男性が1人ずつ。女性には副業をして欲しくないので給料をUPして副業を辞めてもらったらしい。
男性は遅刻や居眠りが多くなったので注意勧告した結局、退職。あとはライブの物販を頼まれてアルバイトをしていた女性。こちらは私の胸にしまっていたので会社にはバレてませんが後に退職。男性でポスティングの日雇いバイトをしていた人がいたので、これは社長に報告して注意勧告。本人は少し小銭が欲しかったようで規則を読んでいるものの副業にあたると認識がなかった様子。
どちらにしても就業規則を読んで質問するほど真剣に読んでくれているのが嬉しいね。
また副業をするつもりがあるのか興味程度で聞いたのかメルカリもダメだと思っているのか不明だけど意識するだけ、素晴らしい。
今朝の体重
ビミョー。
今日の食事
朝食:なし
昼食:白飯、ふきの炊いたん、焼き鳥、スープ
(ポールウインナーは食べず)