2024.08.24土曜日

映画「ラストマイル」


ブラックフライデー前夜の11月、ビッグイベントにより流通業界が繁忙期を迎えようとする中、有名なショッピングサイトから配送された段ボールが爆発する事件が起きる。さらに事件は全国へと拡大し、日本中が混乱に陥る。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曽有の事態の収拾に追われる。


ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」などの演出を手掛けた塚原あゆ子監督と、脚本の野木亜紀子が再び組んだサスペンス。大手ショッピングサイトのセンター長とチームマネージャーが、協力して連続爆破事件の解決にあたる。『海辺の生と死』などの満島ひかり、『ゴールド・ボーイ』などの岡田将生らが出演している。


出典:シネマトゥデイ









アンナチュラルもMIU404も一切見ていないが問題なく楽しめた。でもラストマイルを見てアンナチュラルは観ておこうかなと思った。

さてラストマイル。ラストマイルの語句の意味は鑑賞前に確認だけしておいた。

途中まではラストマイルがエレナ(満島ひかり)が勤める会社=ショッピングサイトだと勘違いしていた。最後まで観て、ラストマイルはショッピングサイトではなく八木(阿部サダヲ)が勤める羊急便や下請けの配送業者だと言うことがわかる。そう、この映画の主張は物流業者の悲鳴なのだ。

以下ネタバレです。
ショッピングサイト:デイリーファスト社が掲げる12ヶ条に苦しめられた社員の自殺未遂が彼の家族や恋人の人生を狂わせ、恋人が彼が勤めていた会社に申し出をするも、相手にされないために復讐を企て実行する。でもその結果、ショッピングサイトだけじゃなくショッピングサイトと契約するラストマイルの物流業者の問題が浮上する。恋人が実行した犯罪は不特定多数の犠牲者を出してしまう。ラストマイルの問題は解決には程遠く今後も継続する。ショッピングサイトはラストマイルじゃないのに内容と映画タイトルが合ってないんじゃないかと思っていたが最後の物流業者がショッピングサイト側に提示したことで合点した。

途中から犯人だと思われたエレナが購入した商品に爆弾が仕掛けられていて、じゃあ犯人は誰?となってショッピングサイト内部の犯人説から犯人を突き止める部分は、もっとゆっくり解説して欲しかったかな。
色々な伏線を全て回収するのも痛快だった。

個人的にa⤴︎社をよく利用する。朝、注文すると夜には配達してもらえる。今まではa社に感謝と思っていたがラストマイルの物流業者にこそ感謝しなければならない。


劇場は公開初日で、ほぼ満席。