2023.06.14水曜日

TOHOシネマズなんば(2023.05.14)No.67-29(2023年公開)



​銀河鉄道の父

宮沢政次郎(役所広司)は、待望だった長男・賢治(菅田将暉)の誕生を喜び、彼に家業の質屋を継いでほしいと願っていた。だが賢治は、農業、人造宝石、宗教などに没頭して政次郎の願いを聞き入れようとしない。政次郎が家業を顧みない賢治に激高する一方、賢治が物語を書くことを楽しみにしていた妹のトシ(森七菜)が病に倒れ、賢治は「風の又三郎」と題した自作の童話をトシに読み聞かせるが、彼女は亡くなってしまう。打ちひしがれる賢治に、政次郎は物語を書き続けるよう促す。Yahoo!映画より


第158回直木賞を受賞した門井慶喜の小説を実写化したドラマ。息子の宮沢賢治を支えた父・政次郎の姿を描く。メガホンを取るのは『いのちの停車場』などの成島出。『ファミリア』などでも成島監督と組んでいる役所広司、『百花』などの菅田将暉、『ライアー×ライアー』などの森七菜のほか、豊田裕大、坂井真紀、田中泯らが出演する。Yahoo!映画より


以下はネタバレを含みます。読みたくない方はココでさようなら👋




サムネイル

​そうだった。これ宮沢賢治が主役じゃなかった。タイトルが「銀河鉄道の夜を書いた宮沢賢治の父」じゃないところがセンスの良さなんだろう。

3度繰り返された葬送シーン。賢治が宗教にハマる過程が割愛されていたが逆らえない人間の生死に葛藤したのだろう。笑えない内容だけどクスッとさせるシーンもある。2人の子供を病気で失う親の気持ちが表せていないような。