フランス(本土およびコルシカ島)、ブルガリア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、ポルトガル(本土およびマデイラ島)、南スーダン、モロッコ、モンテネグロ、ルワンダに見られる[1]。
ケニアでは標高2100-4500メートルの岩の多い森林地帯に自生が見られ、高山においてコソノキ(Hagenia abyssinica)の林よりも標高の高い場所に共優占種として繁茂している[6](ケニア山#植物相も参照)。
本属の植物はヨーロッパのものがヒースとの関わりもあってよく知られるが、種数としては約600種が南アフリカを中心とした地域に集中しており、その一部は東アフリカ東部にまで分布している。ヨーロッパから地中海に分布するものは14種ほどで、そんな中にあって本種が地中海地方からコーカサスに分布し、その上にアフリカ北部に自生していることは、この属の南北の分布域をつなぐものであり、両者に連絡があったことを示すと考えられる[