倚りかからず
もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて
心底学んだのはそれぐらい
じぶんの耳目
じぶんの二本足のみで立っていて
なに不都合のことやある
倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ
茨木のり子さんの詩の中には、好きな作品が色々あります。
これも、その中のひとつです。
こんな風に凛として毅然として生きていくことができたなら・・・
一生かかっても、できないかもしれませんけれど
憧れです。



