桜が咲き、人生十六回目の春を迎えた。

しかしながらここ数日の気候不順により春から冬へ戻ったかのように寒い。

特に今日は顕著だ。登校する際も風が強く体温は下がる、まして自転車をこいでいるためなお寒く感じる。

教室に入っても、室内のため外よりは寒くはないだろう、と内心期待はしたが大した差はなかった。

足の末端が感覚が時間とともに消えていく。何故、スリッパなのか疑問に思う。

ギザです。


進級してから一週間と5日。クラスと各教科ごとの教師の変更。さぁ新心機一転、頑張るか。と意気込みたいが、そうはいかない。

自分は一組にあたっているが男女比9:30、男は必然的に肩身は狭い。ましては、担任も女。さらに狭い。万力にでもかけたように狭くなる。

さらに追加でその担任は苦手、というより嫌いな前年度担任。自分だけ他より狭い。

陰鬱な気分である。

流石に一週間もたてば慣れてはくるが、完全に払拭は無理だろう。

クラスの雰囲気は、華やかではなく沈んでいると言ったほうがいいだろうか。

無理もないかもしれない。元々、一組は文系志望の選抜、勉強にまめな奴が必然的に集まる。結果、気性が大人しい人間が大半を占めるようになる。

これも全員ではなく、もちろん快活な人間は何人かはいるが影響は微々たるものだ。

その何人か、まぁ女子なのだが、なんというかギャルの要素が微量入っているため(確証はない。人間の属性を判別するのは苦手)、快活というより煩わしい。

そういう人種は苦手なタイプであるため、もう肩が新聞を四つ折りした位の厚みしかない。

変化したのは勉強もだ。

学年の進級=勉強の難易度の上昇。そのため課題もせねばならない、自習もせねばならないとてんてこ舞い。英語を除いて。

英語の担当が担任+その担任嫌い=のんびり読書しております。

上記を理由に、家庭でも勉強時間が増えました。クラスがあんな風でも学生としての本分は、生活は前年度よりは充実しております。

反面、思春期の学生としての生活は前年度より空虚になりましたが。

反比例なんですねこの関係は。


さて、時刻は九時半を回る。

明日の小テストの勉強でもしないと。

担任の機嫌取りも大切だからな。

いつか、思春期に光あれ。