昨日、母の面会に行ってきました。


母の入居する老人ホームは、コロナ明け以前は面会は月2回まで、1回30分、人数は二人まで、面会場所もフロント横の小さな面会室でという規制がありました。


コロナ明け後は、面会時間も自由になり、いつでも会いに行けるようになったので、家族や親戚が気楽に立ち寄れるようになりました。
面会場所も、各自の部屋、ラウンジ、喫茶室など施設内のどこでもよくなりました。


私は大抵、明るく開放的なラウンジで母とおしゃべりします。
ラウンジだと、他の入居者さん達の様子もわかりますし、通りかかったスタッフさん達が気軽に声をかけてくださり、母の直近の体調や様子を丁寧に教えてくださるので、何かと良いのですグッド!


昨日もいつものラウンジで母とおしゃべりしていると、隣りのテーブルに入居者のおばあさん👵と、おばあさんの車椅子を押すおじいさん👨‍🦳がいらっしゃいました。


母はおじいさん👨‍🦳のほうに手を向けて
「あちらは弟さんなのよ、よくいらっしゃってるのよ」と。

おじいさん👨‍🦳はとても穏やかな口調でおばあさん👵に話しかけていらっしゃいました。私はその様子を見て

「優しい弟さんね」と。


おじいさん👨‍🦳は、持参したお茶をおばあさん👵のカップに注ぎ
「暑いから水分は沢山とったほうがいいよ」とすすめます。

そして、手提げ袋から出した薄手の花柄のトップス2枚をおばあさん👵に見せて、
「そろそろ夏物にかえたほうがいいから、持ってきたよ、部屋の引き出しにしまっておくね」と。

なんて至れり尽くせりの弟さんなんでしょう✨

そしておばあさん👵も弟さんに何度もありがとうありがとうと感謝の気持ちを伝えています。


私はその温かい雰囲気にすっかり癒されてしまいました照れ



心がぽかぽかしたまま面会を終え、受付で面会証を返却し、面会表に退所時刻を記入しようとしたときです。


あら

えっ❓


私の名前の下に書かれた先程お会いしたおじいさん👨‍🦳と思しきお名前、さらにその横の面会者と入居者の関係欄が目に入りました。


関係欄には「弟」ではなく「長男」とあったのです😱



なんと、あの優しいおじいさん👨‍🦳は、弟さんではなく息子さんだったのです!

母はおそらく勝手に弟さんと思い込んでいたのでしょう💦



帰宅して家族LINEでこの話をしたところ、次男から

「おばあちゃんらしい雑な情報だし、今後の日本を映す典型エピソードって感じだね😂」

と返信がありました


まさにその通り!😂



でも、母がおじいさん👨‍🦳を弟さんと思い込むのもわからないではないのです。

私も全く疑いなくそう思うくらい、おじいさん👨‍🦳はおばあさん👵とさほど歳が変わらなく見えたのです。


いったい、あのお二人の年齢はいくつといくつだったのでしょう…



今後ますます増えるであろう老々介護、

なにはともあれ、介護する人、介護される人誰もが、このおじいさん、おばあさんのように穏やかに過ごせたらいいなとつくづく思いました。



かく言うわが身も、他人様のことをあれこれ言ってる場合ではありません。

しっかり老々介護の域に入っています…😅