HARVEST FESTIVAL総評 | BERRYWALL通信

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栃木県真岡市のクライミングジムBERRYWALLの最新情報

<ビギナークラス>

最高グレード5級以下の方が対象。参加者人数17名。


予選は7~8級の課題5つ、5~6級の課題が5つ、計10本のルートを1時間でセッション。

狭いジムなので最初は混乱気味でしたが時間が経つにつれなんとか秩序ができていたようでした。

(初めて来た方はジムの狭さに驚いたかもしれません。ご迷惑をおかけしました)


結果は8人の選手が予選全完登で決勝に進出。


決勝は1課題目は6級のWELCOME課題。もちろん全員一撃です。

今回の参加者には易し過ぎたかもしれませんね。


2課題目はなんちゃってビギナー対策の4~5級。

しかも、後日テープの貼り忘れが発覚しもっと難しかった(4級程度?)ことが判明。

これを3名の選手が一撃!?

女性や子供の選手には酷だったかもしれません。


3課題目は5級の被り課題。

5名の選手が一撃ビックリマーク

小さな体で終了点片手保持までプッシュした高木伊織選手のトライは感動モノでした。


3課題を一撃した小玉選手、杉澤選手、松尾選手はスーパーファイナルとしてミドル決勝へ。


スーパーファイナルでは杉澤選手が3完登で優勝。2完登で2位小玉選手、3位松尾選手という結果となりました。



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ただし、この結果はミドルクラスでも2位、3位、4位の結果であり、4級を一撃、3級も完登してしまうレベルの人が

ビギナークラスに参加していたということは大きな問題だと感じました。


複雑な思いでスーパーファイナルを観戦していた人も多くいたと聞いております。


これは、うちのジムだけでなく他の大会でもよくあることであり、

正直にグレード申告をすると勝負ができないという風潮があるようです。


うちのジムからの参加者には適正なクラスに参加させましたし、

近隣のジムの選手については直接電話をしてクラス替えをお願いしご協力をいただいた方も多くおりました。


それでもこのような事態を防げなかったことは非常に残念です。

正直者が損をする、そんな風潮は無くしていきたいですね。


<ミドルクラス>

最高グレード3~5級対象。参加者人数13名。


予選は5~6級の課題が5本。3~4級の課題が5本。

馬上選手が40分足らずで全完登ビックリマーク

最高グレード4級はちょっと過少申告じゃないはてなマーク


8完登で山口選手が2位、6完登で田口選手、濱島選手、諏訪選手、廣瀬選手が決勝進出。


決勝1課題目は4~5級のWELCOME課題。

これは馬上選手、廣瀬選手が一撃、田口選手が二撃するも他の選手は登れず!?


2課題目は被りの距離の近い保持力系課題。4級

馬上、山口両選手が一撃、田口選手が二撃で続く。


3課題目は保険をかけた2~3級。

これも馬上選手は一撃。山口選手は二撃。


1位は馬上選手、2位は1ボーナス差で田口選手、3位は山口選手となりました。



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馬上選手の登りならばもっと上のクラスでも戦えるはずです。

この優勝を機にさらに高いレベルに挑戦していってください。


<マスタークラス>

最高グレード1~3級対象。参加者人数13名。


予選は3~4級の課題5本、1~2級の課題5本。

1位は7完登で白土選手、ボーナス差で小島選手、6完登で角野選手、伊藤選手、渋民選手が決勝へ。


決勝1課題目は2級。ちょっとリーチ系だった為にセッターに修正を依頼して煮詰めた課題。

みんな一撃してしまいやってしまったかと思っていたが予選一位通過の白土選手がまさかの苦戦!?


2課題目は変則ムーブの3級。

渋民選手は2回かかってしまうも他の選手は一撃。


3課題目はルーフから出てくる2級。

ムーブがトリッキーであり小島選手がはまってしまうもなんとか完登。

伊藤選手、白土選手は一撃。


結果、伊藤選手が3課題一撃で優勝、2位小島選手、3位白土選手となりました。



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<オープンクラス>

最高グレード初段以上対象。参加者人数7名。


予選は1~2級課題5本、初段以上5本。


梶谷選手が8完登で1位、谷田部選手が7完登、藤田選手が6完登、國井選手、渡辺選手が3完登で決勝へ。


決勝1課題目はスタートからコーナーを使ってテクニカルにコルネに飛び移る課題。1級/初段。

ロスキャニ育ちの渡辺選手はやはりスタートからダブルダイノですあせる

それでもとめてしまうのはさすがオープンクラス。

國井選手はムーブを読み切り1撃。藤田選手も1撃でつづきます。

谷田部選手はまさかの苦戦もギリギリで完登。予選1位通過の梶谷選手は完登を逃してしまいました。


決勝2課題目はスタートから遠いガバへランジする課題。1級/初段。

藤田選手がこれを二撃。國井選手は6撃。谷田部選手は一撃でおいかけます。


決勝3課題目はカンテから特徴的なプロセットホールドをとめ、そこからはイケイケの課題。初段。

藤田、國井両選手はボーナスはとれたものの完登はならず。

谷田部選手は出だしで苦戦。残り30秒、これが最後と思われたトライでボーナスをとるとそのまま完登!!

残り時間は4秒でしたあせる


最後まで誰が勝つかわからない展開に見ていた皆さんもおおいに盛り上がりました。

最高のパフォーマンスを発揮していただいた選手たちに感謝します。


最後に、今回のこのオープンクラスの熱戦を観て感じたことがあります。

あの舞台で戦っている選手全員がかっこいいと感じたのではないでしょうか?

コンペで勝つことがかっこいいのではなく、勝つために挑戦しているからかっこいいのではないでしょうか?

挑戦なくして得た勝利なんて価値はない、挑戦して得た勝利だからこそ価値があるのだとおもいます。

その挑戦のぶつかり合いがあの素晴らしい舞台を創り出してくれたのだと思います。


今回、コンペの賞品を選択するにあたり、ビギナークラスの3人/17人とオープンクラスの3人/7人、

参加費は一緒なのに差をつけていいのかと悩みました。

しかし、より高いクラスに挑戦してほしいという思いを込めて上のクラスには良い賞品にさせていただきました。


選手の皆さんには自分の力が最大限発揮できる場所で最高のパフォーマンスを発揮していただきたいと思います。


コンペを運営する側も選手のパフォーマンスを引き出せるよう最大限努力し、

選手も自己のパフォーマンスを最大限発揮できるクラスにチャレンジする、

そのような関係が築ければ素晴らしいコンペになっていくと思います。


また来年もコンペを開催したいと思っております。

一回り強くなった選手達にまた会えることを期待しています。