胸が締め付けられる想いです。
世界第二位の標高を誇るカラコルム山脈のK2(8,611m)に挑んだ2人が、
7,000m付近で滑落し生死不明のまま救助活動が打ち切られました。
この2人を最初に観たのは、
NHKスペシャルの「アジア最後の秘境 カカボラジ」だったかな!
その後、「グレートヒマヤラトレイル」や「剱岳」の登頂風景を鑑賞していました。
先週は、「幻の剱大滝 撮影日誌」でびっくりする映像で身震いしたばかりなのに。
今から5年前の4月始め・・・
ワタクシは山の大先輩と御在所岳の「一の谷渓谷」を目指しました。
この「一の谷渓谷」には登山ルートが無いので、
いわゆるバリエーションルートで頂上を目指すのですが、
途中で滑落の危険がある場所では、
ヘルメット・ザイル・ハーネスを装着しアンザイレンして登るのです。
ワタクシの登山と言えば、
整備された登山道をひたすら転倒しないように、
注意して歩くだけだったのですが、
ザイルパートナーは初めての経験でした。
ザイルパートナーとは・・・
一本のザイルで自らの命をパートナーに預けるので、
絶対的な信頼関係の上で成り立っています。
K2を目指した二人も長年のザイルパートナーであり、
未踏峰に挑みましたが無念の結果に終わりました。
昭和の時代に・・・「山男の歌」が流行っていて、
「娘さん よく聞けよ 山男にゃ惚れるなよ~~♪」
「山に吹かれりゃよ 若後家さんだよ~~♪」
と、山男を揶揄するような歌詞でしたが、
後半の歌詞では、
「春夏秋冬 山行く人の心はよ 山にあこがれよ 親しい友とよ~~♪」
と山男の男気を持ち上げています。
K2で散った2人・・・
ただただ、ご冥福を祈ります。
合掌