賑わいを取り戻しつつある東京
人の流れはコロナ禍前に戻ったかのよう
予約なしで訪れたワインバー
きっと満席だろうなとドアを開けると
先客はカウンターに一人
昔二人で座った席に案内され
懐かしい時間が流れるなか
物静かなマスターと言葉を交わす
常連のお客様が増え
順調そのものだったと話すマスターから
この場所ではもう無理かもしれないと、
思いがけない一言に戸惑う
諸行無常かな、と話す寂しげな表情に
かける言葉を失い
どこに行こうとも、好きであることに変わりはない、感謝の気持ちは変わらない、とポツリと口にしてしまう
私にとってとても大切なお店で
でも何も助けることはできず
あの頃の貴方のことを思い出し
自分の独りよがりな想いと
不甲斐なさを恥じてしまう
それでもマスターは
できる限りのことはやってみると
精一杯の笑顔で応えてくれた
この店の開店記念日も10月だそう
何かの縁を感じながら
大事な存在に感謝し開店を祝いたい
そしてこの店でかけがえのない時間を
ともにした貴方に深く感謝し
いつまでも幸せに暮らしてほしいと願います
笑顔で元気でいると信じています。
誕生日おめでとう。