ゴールデンウィーク明けから、フルタイム勤務に復帰しました。

 

しかし体力はほとんど戻っていないので(もともと3月あたりから下降していたのが、4月のハイカムチン点滴による骨髄抑制がひどすぎて)、

退社時には余力なし。

買い物に立ち寄る気力もなく、洗濯とお風呂に入ることだけで精一杯の毎日でした。

 

昼休みにはマンションに戻り、お昼を少し食べたら15分くらい横になって、少しでも体力を回復させる。

しかも1日おきに丸山ワクチンを打つためKドクターのクリニックに立ち寄ってから、というハードなスケジュール(健康な人には何でもないと思うけど、私にとってはハードえーん

 

 

朝と晩、ロキソニンを飲まないと身体中の痛みが出てくるので、胃薬とともに毎日飲んでいました。

 

そして10日ほど経った5月16日、予約していた診察に行く頃には、自分の中でかなり腫瘍が憎悪している感覚がありました。

 

でも内診とエコーの結果、それほど変化はない、腹水も多くないからと言われ、CT画像を撮るのは6月になり、その日は採血だけでその結果も郵送するからと・・・

これまでの2年半の間で、最短の時間で終わった診察となりました。

 

実はこの診察のために、次男がまた帰省して、ついて行ってくれたのですが、あまりに早く終わってしまったので拍子抜けしてましたあせる

 

 

 

しかしこの後、日ごとに私は身体の異変に苦しむことになりました。

 

仕事から帰ると、まだ明るいうちからひどい悪寒がし始め、熱が出てくる。

コンコンと乾いた咳が出て、胸が苦しい。

肩で息をするようなしんどさが消えない。

お腹の痛みがいつもあり、だんだん歩く時に響くようになって辛い。

お腹が空かないわけではないけれど、食欲はほとんどなく、食べると胸につかえて苦しくなり入らない。

そして3センチほどの腫瘍があるだけなのに、お腹の張りがどんどんひどくなる。

 

 

 

Kドクターがエコーとレントゲンを撮ってくれましたが、左の胸にかなり水が溜まっていることがわかりました。

 

とりあえず利尿剤を出してもらい、それでもあまり尿量は増えないので薬を増やし、しんどさには漢方薬を処方してもらいました。

ステロイドは嫌だったので、補中益気湯を。

毎食前には無理でも、少しずつ服用しています。

 

ロキソニンは発熱や痛みが出始めてからでは効かないので、効き目が切れる前に1日3回飲むようになりました。

採血の結果をいまだに郵送してこない主治医に対して、Kドクターが連絡して取り寄せてくれました。

腫瘍マーカーは当然ながら、3月の数値の倍になっていました。

 

 

 

ただ、次回予定通りCT画像を撮って(間違いなく腫瘍は増大しているだろうけど)診察を受けても、もう私には選択肢はありません。

 

主治医はまたオラパリブ(リムパーザ)を使うことを勧めるだろうし、私はこれ以上抗がん剤はしたくない。

 

 

2年半前に発症して、腫瘍摘出手術と王道のTC療法、そしてアバスチン。

その副作用たるや、もう殺して欲しいと思うほど辛く、アバスチンでは血圧が260まで上がり救急車で運ばれる。

その後、無治療となったけれど寛解を経て、一年後再発。

再びジェムザール・タキソールを点滴するが効き目なし。

経口薬ラステットSを昨年10月から始め、初めて脱毛以外の副作用がなく、ハイパーサーミアの相乗効果もあってか、腫瘍がほとんど消えてしまう予想以上の結果に感謝。

 

しかしそれも今年の1月まで。

耐性ができてしまったのか、再び腫瘍マーカーが上昇。

4月初に5日間、トポテカン(ハイカムチン)の点滴を受け、ひどい骨髄抑制と高熱に3週間寝込む。

 

 

 

これまで私の身体に注入された抗がん剤によって破壊された正常な細胞はもう元に戻らない。

自分の身体だから、わかります。

これ以上の抗がん剤治療は、もう受け入れる力がありません。

 

もともと抗がん剤は完治を目的とした治療ではなく、単なる延命措置でしかなかったわけで、副作用に苦しんで生活の質を保てないのなら延命の意味はないのです。

 

抗がん剤は使えば使うほど、身体の細胞レベルの機能を破壊し、ますますがんが増大しやすい「がん体質」になっていくことが、最近やっとわかりました。

 

 

今はお腹や胸の苦しさ・痛みを抱え、ついに前に進む道が見えなくなったことと、家族や職場に迷惑をかけることへの不安でいっぱいの状態です。

 

 

 

 


いつもありがとうございます。