オフィスに出勤せず、家で働くスタイルを
テレワークと言いますよね。
このテレワークという言葉、
私はてっきり和製英語だと思ってました。
何故って、周りの外国人で "Telework "
と言ってる人がいないからです。
英語では、テレワークのこと
Work from home
と言っています。
会話では、
I’m working from home today
メールなどで、略して使うときは
WFH
わかりやすいですよね。
では、このテレワークという単語は
英語ではないのか?
そんなことはありません。
辞書(Cambridge Dictionary)
で調べてみると、
「Telework」という単語はちゃんとあります。
TELEWORK:to work at home, while commuicating with your office by phone or email, or using the internet:
でも、英語でのコミュニケーションで
「Telework」って、聞いたことがなく
社内の文書(外資なのですべて英語)でも
見たことがありません。
では、なぜ Telework という言葉は
あまり使われないのでしょう?
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Telework の Tele は長距離を表し、
例えば Telecommunicationは、
遠距離通信の意味があります。
Telework は、そのTeleとWork を
組み合わせた造語で、
まだPCやメールなんて存在しない
1970年代に概念として誕生したそうです。
70年代といえばー。
- 電話は一家に一台(黒電話)
- 音楽はレコードかカセットテープ
- 海外への連絡は手紙
- ゲームはトランプかボードゲーム
- 計算はそろばん
テレワークなんて夢の世界だった時代です。
2020年代となった今
- スマホは1人1つ
- 音楽はサブスク
- 海外へはビデオ通話
- ゲームはニンテンドーかプレステ
- 計算はExcelで一瞬
驚くべき進化ですよね。
生活の全てにITが浸透した今となっては
あえて Telework という固い言葉を
使う必要もない。
Work from home (家から働く)という
シンプルな言葉の方がわかりやすいので、
広く浸透したのでしょうね。
さて、このテレワーク。
つまりWork from Home の働き方は
昨年から、徐々に Back to Office にシフト。
週に数回はオフィスで
働くスタイルに変わりました。
例えば、営業系の人は週に4回以上。
私の部署は週に2~3回出社。
つまり、WFHとオフィス勤務を
混ぜて働くスタイルです。
これを「Hybrid Working」
と呼んでいます。
「ハイブリッド ワーク」
最初に聞いたときは、
「なんだそれ? 車じゃあるまいし。」
と思いましたが
今では、すっかり慣れてしまいました。
時代が変われば、
言葉も働き方も変わるものです。
次はどんな時代になり、
どんな言葉が登場するのか、
ちょっと楽しみです。