龍安寺:  2023年10月24日訪問

 

 

神社仏閣を訪ねると、

心から感動できる時と、

何も感じない時があります。

 

 

この違いは、何なのか。

 

 

 

20年ほど前、

龍安寺を訪れた時には心底感動し、

癒されました。

 

 

龍安寺の石庭から、宇宙を感じる。

自分の心と世界のつながりを感じる。

そんな感覚にとらわれ、

とても感動したのです。

 

 

ところが、今回訪れた龍安寺では

石庭を見ても、何も感じることができず、

ただの砂と石にしか見えませんでした。

 

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「何故、感動できなかったんだろう?」

訪れた後、しばらく考えました。

 

 

 

龍安寺は世界遺産にも選ばれており、

外国人にも人気です。

 

 

この時も、たくさんの外国人観光客であふれ

石庭の廊下は写真を撮ってる人で

いっぱいでした。

 

 

 

 

 

龍安寺の石庭の良さは、

ぱっと見て「美しい!」と感じる庭ではなく、

心穏やかに、落ち着いて、心の目で見る。

そうでなければ、本当の美しさが感じられない。

 

 

そんな庭です。

条件が整わないと、見えるものも見えない。

 

 

人が多すぎてイライラして、

心穏やかになれなかった。

 

 

感動できなかったのは、己の問題でした。

 

 

 

前回訪れた時は新緑が美しい5月でした。

今回は、紅葉前の中途半端な時期。

鏡容池の周辺も木々に元気がなく、

寂しい雰囲気でした。

 

 

訪れる時期も重要なんですね。

 

 

 

旅は日常からは離れて、リラックスして、

美しい景色や、新しいことに感動してこそのもの。

 

いたるところが人ごみであふれていたら、

感動も半減ですね。

 

 

今回の京都は、

混雑具合にも左右された旅でした。

 

 

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