SF・サスペンス。
上のタイトルは「 英語タイトル 」で、
原題は『 Una gota de sangre para morir amando 』となってます。
『 映画秘宝 7月号 』、『 男女残酷物語 / サソリ決戦 』記事
の最後で紹介されていた作品のひとつ。
「 某チューブ 」で 検索したらあったので コッソリ鑑賞、
シレッと紹介。
紹介と言いながら「 最後まで ネタバレ有り 」ですが。
と、その前に「 字幕 」から。
通常の「 字幕 」は スペイン語と 英語だけど、前にも書いた
ように「 自動翻訳 」があるんですよ。
しかし、精度は やはり イマイチというか、少々キビシめ。
「 単純な話 」ではあるので「 おおよそ理解は 出来る 」、
「 言いたいことは わかる 」ものの、細かなところは 分かり
難い。
鑑賞後、もしやと思い スペイン語から「 英語字幕 」に変えて
から「 自動翻訳 」したら チョットだけ精度が向上。
…と思いきや、場面によっては「 字幕なし 」になっていたり、
「 改行 」も なんかズレていたり?と、理解度は むしろ下がりそうな予感。
( 全編 観たわけではないので 詳細は わからず )
なんにしても 観られるだけで ありがたいんで 文句はありません。
で 本作。
「 話 」的には
『 時計仕掛けのオレンジ 』(72年)+ 殺人者(ジャーロ系)
みたいな内容となっています。
舞台は 一応、近未来らしいんですが、この時代 & 低予算の
ため、一部場面を除いて あまり感じられません。
まあ、この頃は 大作以外は だいたいこんな感じですけどね。
「 感想 」から言うと 結構 面白く観れました。
あと、チョットだけ「 好事家 」寄りなんで( ホラー映画本も 買ってるし )取り敢えず観れて よかったですね。
「 話 」だけ追うと 大した事はないし、「 殺人場面 」も かなり抑え目ですが、
この時代らしい 社会派要素を含む「人間ドラマ」や「 空気感 」は 悪くなく、
最後のオチも 効いていて いろいろと 心に響きましたね。
と、ここから「 画像 」を交えて紹介。
上記通り「 ネタバレあり 」、あと「 字幕 」の関係で 説明に
間違ったところが あるかもしれません。
〔『 Murder in a Blue World 』 原題タイトル 〕
字幕では「 死ぬほど愛するための 一滴の血 」と訳されてました。
最後に書きますが 個人的には「 英語タイトル 」の方が好みです。
〔『 Murder in a Blue World 』
冒頭の「 青い お酒のCM 」〕
〔『 Murder in a Blue World 』
世間を騒がす「若者殺し」の報道(ここだけ英語の自動翻訳)〕
冒頭は テレビの「 青い お酒のCM 」&「 若者殺し 報道 」。
「 青いお酒 」は “余計なモノ” が 入っていないのが謳い文句、
「 若者殺し 」の被害者は 男性が多いらしい。
あまり描写がないので 判然としませんが「 世界観 」としては、
「 物質・消費社会 」が進み、機械により全てが「 数値化 」、
そんな中で「 暴力 」が蔓延してる(?)……
と、おそらく この時代のSFで よくある感じのヤツっぽいです。
〔『 Murder in a Blue World 』 主人公、看護師のアナ 〕
そのテレビを ボーっと見ている女性が主人公の 看護師・アナ。
病院では「 病気の経過 」なんかも 機械が判定している(?)
らしいんですが、
アナは「 患者に 直に接する 」献身的な仕事ぶりらしく、それが評価されて 表彰されます。
〔『 Murder in a Blue World 』
医師のビクター( 左 )と「 青いお酒 」を飲む アナ 〕
それを祝って 食事に行くんですが、その相手、医者のビクター とは「 恋人未満 」?な関係性。
「 患者への接し方、医療のあり方 」の意見も 正反対。
ここで アンが飲んでいるのは、おそらくCMの「 青いお酒 」。
この後も アンが「 青いお酒 」を飲む( 選ぶ )場面があるんですが、直接「 話 」には 関係してきません。
〔『 Murder in a Blue World 』 パンツのCM 〕
この「 パンツのCM 」は タレント方が関係あり。
あと アンの家にある「 カツラ 」にも ちょこっと注目。
〔『 Murder in a Blue World 』 4人組・暴力グループ 〕
一方、4人組の暴力グループが ある一家に侵入、家族をメチャクチャに。
ここは ほぼ『 時計仕掛け 』で、テレビでも「 タイトル名 」が出てきたり。
〔『 Murder in a Blue World 』 アナのナンパ 〕
アンの方は「 オークション 」で 競った、足が不自由な男性、
トニーを ナンパ。
ちなみに 競った作品は『 フラッシュゴードン 』の「 絵 」。
〔『 Murder in a Blue World 』 グループの デヴィッド 〕
暴力グループ4人は 次に カップルを襲うも、メンバーのひとりが 上空を飛ぶ ヘリを警戒し、意見した事で その場から撤退。
その後、意見した男、デヴィッドは 仲間の2人から ボコられ
グループから離脱。
〔『 Murder in a Blue World 』 アンと トニー 〕
アンの方は 自宅にて トニーと ベッドを共にしていた。
「 不自由な足 」に悩み、苦しんでいた トニーは アンに その事を吐露。
トニーは いろいろと スッキリした事もあり 一時の安らぎを得ていたが…
〔『 Murder in a Blue World 』 メスを手に取る アン 〕
なんと、おもむろに アンが メスを取り出し…
〔『 Murder in a Blue World 』 トニーの心臓を 一突き 〕
トニー を刺殺。
なんと「 若者殺し 」の犯人は アンだった。
その後、アンは 車を使い 死体を捨てに行くが…
カップルを襲っていた 暴力グループが 犯人だと思っていたので「 アンが犯人 」にフツーに驚いてしまいましたよ。
しかも「 紹介記事 」にも書いていたのに それを すっかり忘れてもいてね…。
〔『 Murder in a Blue World 』 小さくて 見づらいが、
遺体を川に捨てる アンと、休んでいる デヴィッド 〕
ボコられ、休んでいた デヴィッドが その死体遺棄を目撃。

〔『 Murder in a Blue World 』 個人情報ゲット 〕
デヴィッドは「 情報センター 」的なところで 車のナンバーから アンの住所を特定。
〔『 Murder in a Blue World 』 カッコウの巣の上で 〕
場面が変わって…
ビクターの「 治療 」を見学に来た アン。
その治療とは「 暴力的な犯罪者 」に 何やら “ショック” を与えて その「 暴力性を消す 」というモノだった。
〔『 Murder in a Blue World 』 ママ活 “パンツCM男” 〕
“パンツCMの男” は、ナンパや 援助目的の人が集まる(?)
ラウンジで「 お金欲しさ 」に ひとりの中年女性に声をかける。
〔『 Murder in a Blue World 』
なんか ウザめな、悩める “パンツCM男” 〕
その “パンツCM男” は 自分と その仕事に 嫌気がさしているようだ。
〔『 Murder in a Blue World 』 中年女性の正体は アン 〕
“パンツCM男” が 中年女性に「 悩み 」を吐露した後、
「 本当は 若い女性が いいんですけどね… 」
と デリカシーのない 言葉を吐くと 女性が「 変装 」を解く。
その姿は アンであった。
〔『 Murder in a Blue World 』 殺しを終えた アン 〕
そして アンは “パンツCM男” も殺害。
〔『 Murder in a Blue World 』 次の被害者 〕
その後、アンは「 男装 」して くだんのラウンジへ。
そして 声をかけてきた男を家に招き、またしても 殺害。
だが、アンの家には デヴィッドが侵入しており、その殺害現場を目撃していた。
〔『 Murder in a Blue World 』 アンを強請る デヴィッド 〕
祖父の資産があり お金を持っていた アンは デヴィッドから
「 殺人 」をネタに 強請られる事に。
〔『 Murder in a Blue World 』
バイクで事故った & グループからボコられる デヴィッド 〕
デヴィッドは 強請って得た お金で バイクを購入。
だが、それを 暴力グループに見られ 彼らから暴行を受け、
最後には 股間を ツブされてしまう。
〔『 Murder in a Blue World 』
「 治療 」を受け 暴力性が無くなった 犯罪者たち 〕
そんな重体の デヴィッドが 病院に運ばれてくる。
デヴィッドが 暴力グループの 一員だった事から ビクターが
「 暴力性を消す 治療 」を施すことに。
それに反対する アンに ビクターは「 治療 」の成果を見せる。
治療を受けた 彼らは「 おとなしく食事 」をしていた。
何故か「 治療を受けた 犯罪者 」は 上流階級?と 古風な給仕係
( 使用人 )?の コスプレ。
意味深だけど 意図は わからず。
〔『 Murder in a Blue World 』
アンによる デヴィッド殺害 〕
「 治療 」の成果を見て 不憫に思った(?)アンは デヴィッドを運びだして 殺害。
アンは 殺した男たちを「 すでに 死んでいた 」と 見なして
おり、実際に「 殺す 」事で救っている、という事らしい。
〔『 Murder in a Blue World 』
アンの殺害現場に 遭遇した ビクター 〕
そこに アンと 新年を祝うため病院を訪れた ビクターが現れる。
ちなみに、ばっさりカットしてますが、
ビクターは 警察からの依頼で「 若者殺し 」の捜査に 協力しています。
〔『 Murder in a Blue World 』
アン「 見たまんま 」「 あけおめ 」〕
アンは 顔を上げ、問いただす ビクターに
「 見てわかりませんか 人を殺したんです 」と言い放つ。
さらに続けて「 明けましておめでとう 」と言い、デヴィッドの死体に 顔を伏せて 悲しむのだった……。
…と、ここで 終わりかと思いきや、
「 暴力性を消された 犯罪者たち 」の部屋が映される。
〔『 Murder in a Blue World 』 早くつげ 〕
その「 暴力無し 」の部屋。
給仕係に「 早く お酒をつげ 」と 男が強く言いつける。
男は さらに激昂し…
〔『 Murder in a Blue World 』 怒り爆発 〕
給仕係を ビンで 殴りつける。
〔『 Murder in a Blue World 』 刃傷沙汰 〕
それに端を発して 争いになり、すぐに 刃傷沙汰にまで 発展。
〔『 Murder in a Blue World 』
「 治療失敗 」の ラストカット 〕
「 治療 」は 大失敗に終わるのだった……( 終 )
物が溢れるも 拭えない「 空虚感 」や「 空疎な暮らし 」、
自分らしく生きられない「 苦悩 」と、
抑える事・消す事のできない人の「 暴力性 」や「 妬み 」…
とまあ、描写は 少ないんですが、そんな印象を受けましたね。
最後のは「 権力者の横暴( 暴力 )」の暗喩っぽかったかな。
スペインは まだ、フランコ政権( 独裁 )だったし。
( 給仕係は 反撃してなかったような… )
「 話 」としては「 献身的な介護 」をしている アンが 虚しく
生きる事に「苦しみ」を覚える男たちに「 性( 生 )」を与え、
“その状態”( 生きている状態 )で「 殺す 」ことで 男たちを
「 救っている 」ってのが なんとも「 歪 」。
その アンにしても「 青いお酒のCM 」に 深く影響を受けている描写を挟むことで
「 アンも “自分” を失いつつある 」事を 暗示させているんですよね…たぶんですが。
( 実は CMで 安全を謳う「 青いお酒 」が 元凶だったり? )
なので「 企業( その他 )による 心理コントロール 」みたいのも チョット伺えたかな。
あと、「 タイトル 」に関しては「 アンが好む 青いお酒 」と
「 男たちが纏う 寂寥感 」を併せて考えると、
『 原題 』よりも『 英語タイトル 』( 青の世界 )の方が 内容に合っている様に思えて 好きです。
「 暴力性の回復 」オチは なかなか衝撃的だったし、
ヘンな色使いの「 FIN 」も 不穏感を 掻き立てていたりと
「 結末 」の展開・演出も 好みでしたね。





































