今年の「 読書 」、「 本格ミステリー 」は まあまあ 読めたけど
ミステリー以外の「 読む予定 」のは あまり読めなかった。
なので 来年は「 本格 」を ちょっと減らして 気になっていた
ヤツを読もうかと思ってます。
まあ、予定ですけど。
あと、毎回 言ってるけど 後回しになっている「 ページ多めの
ミステリー 」も そろそろ読みたいですね…。
( 再読は 諦めムード… )
本題。
今月 読んだのは…
本格ミステリー
「 群衆リドル Yの悲劇 ❜93 」 古野まほろ
サスペンス
「 爆弾 」 呉勝浩
特殊設定 & 刑事・本格ミステリー
「 バーニング・ダンサー 」 阿津川辰海
サスペンス・ミステリー
「 誘拐劇場 」 潮谷験
まずは「 本格 」2冊から。
「 群衆リドル Yの悲劇 ❜93 」
古野まほろ
本格ミステリー。
迎賓館への招待状が届いたため、恋人で 天才ピアニストの
“イエ先輩” こと 八重洲家康( やえす いえやす )を同伴して
その館「 夢路邸 」を訪れた 浪人生の 渡辺夕佳(・ゆか )。
館には 夕佳のほか、医者や 探偵、新聞社論説員など 8人が
招待されていたが 後に 招待の理由が 皆バラバラだと判明する。
晩餐後、サロンへ集められた 一同は そこにいた 能面の鬼女から それぞれの罪業と共に「 死刑 」が求刑される。
しかも その鬼女は「 実行犯 」ではなく、爆死させられてしまうのだった…。
そして 翌朝、自殺した医師の死体が発見されるが、そこには
遺書と共に「 Y 」のように見える 図形と「 紐 」の様な図が
残されていた。
その後、金貸しの男が「 爆殺 」され、行方不明だった女性が
「 雪 」が積もる庭で 死体となって発見されるが、
そこには 女性の足跡しかなく「 マザーグース 」の “見立て” も されていた……。
積んでたヤツ。
端折ったけど、橋が壊されて「 クローズドサークル 」の状態になります。
そこに「 見立て 」「 謎のメッセージ 」「 足跡・環視の密室 」
さらには「 ミッシングリンク 」なんかも 加わる「 本格 」要素が 盛りだくさんの内容。
と、概要だけだ読むと 面白そうな感じだけど『 天帝 』シリーズ
と 同じ世界観※ という事で「 ライト感 」強めだし、
加えて著者のクセ(?)も 強く、さらに「 衒学趣味 」部分も 鼻に付く…かもなので、人によっては 取っ付きにくかもしれません。
( ※ 巻末の「 相関図 」によると「 他のシリーズ 」とも繋がっていた )
個人的に「 話 」の方は「 本格要素 多め 」の ミステリーとして 楽しくは 読めたものの、メインの「 トリック 」が ヒドかったんですよね。
地味だったけど「 起爆装置 」のくだりが なかなか良くて 期待していたんですが、
肝心の「 密室 」が 個人的には「 バカミス 」※で ガッカリ…。
( ※ アレは 超古典「 某作品 」の オマージュ…なのか? )
別に「 バカミス 」でも いいんだけど( キライじゃないし )
さすがに「 手掛かり 」が弱いとね…。
せめて、…くらいにしとけば まあ、納得は出来そうだけど、
さらに…で オマケに…ですから※。
( ※「SF」仕様にして 使うことは出来そうだとは 思った )
「 発言 」や「 状況 」の矛盾から 真相へと たどり着く、
『 終末 』シリーズ なんか すごくロジカルで 納得感もあって
良かったんですけどね。
「 物理トリック 」が絡むと ダメなのかも…。
『 セーラー服と黙示録 』も アレだったしな…。
「 雰囲気 」はあったし、探偵の「 絶対音感 」設定も 独特で、
「 犯人 」特定の推理も 良かっただけに 残念でしたね。
ちなみに「 “紐” の図 」は 記憶にあったんで、ミッシングリンクは 何となくですが わかりました。
という事で、イイ所もあったけど 個人的には オススメは出来ない感じかな。
「 バーニング・ダンサー 」 阿津川辰海
「 特殊能力 」+「 警察 」・ミステリー。
「 謎の隕石 」落下によって現れた 100個の「 特殊能力 」。
後に 能力者は「 コトダマ遣い 」と呼ばれるようになり…。
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“入れ替える” の「 コトダマ遣い 」の刑事、永嶺( ながみね )は 相棒を死なせたことで 心を崩し 休職中だったが、
やり手の 三笠( みかさ )が立ち上げた 新たな部署「 コトダマ犯罪調査課 」、通称「 SWORD 」に引き抜かれることに。
皆「 コトダマ遣い 」だが 一般人もいる 部署に頭を悩ませる
永嶺のもとに 最初の「 コトダマ遣い 」による 殺人事件がもたらされる。
その被害者のひとりは「 全身を燃やされていた 」ため “燃やす”
の コトダマ遣いと思われたが、
過去にも “燃やす” による 未解決の「 一家惨殺事件 」が起こっており……。
ブログ記事を読むまで「 特殊設定 」だとは 知らず フツーの
「 刑事モノ 」だと思ってましたよ。
その「 特殊能力 」要素は ファンタジー色 “強め” の設定で、
「 コトダマ遣い 」同士の対決もあったりと「 マンガ 」っぽい印象。
能力発動の「 条件 」や「 範囲 」があるところも「 異能バトルもの 」っぽかったですし。
あと、ちょっと ドラマ『 SPEC 』を思い出したかな。
「 話 」の方は「 特殊能力 」を 多少 強引に入れてはいるものの 結構 ちゃんとした「 刑事モノ 」でしたね。
サクサク進むし、設定を活かした「 謎 」や「 意外な展開 」もあるので 楽しくは読めるけど、
シリアス調な「 ドラマ 」と ファンタジー色が強めな「 設定 」には ちょっと ちぐはぐさを感じたかな。