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berobe 映画雑感

「 映画 」と「 本 」の感想

 

「 フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック 」

(米/1974)

 

 

「 人間 対 アリ 」を描いた SF映画。

 

 

映画『 めまい 』(58年)などの「 タイトル・デザイン 」で知られている グラフィック・デザイナー、ソール・バス 唯一の長編映画。

 

 

「 TSUTAYA 」の「 発掘良品 」作品でもあります。

 

 

前に 放送で観てますが もう一回観たいと思っていたんですよね。

 

そんなところ「 TSUTAYA 」の「 レンタル落ち 」コーナー※

にて 100円で 売っていたので 購入。

 

 

( ※「 レンタル落ち 」

 

シール記載された 店名を調べてみると 他県で、すでに 閉店していたので そこから流れてきたヤツみたい。

 

レンタル店閉店 & 長距離移動…なんか 切ないね )

 

 

 

宇宙の異常による「 アリたちの変化 」に気づいた 生物学者のハッブズ国の援助を受け ジェームズと共に アリゾナ州の

砂漠地帯へ 調査に。

 

そこには アリ被害で ほとんど人がおらず「 柱状の アリ塚 」が 数本作られていた。

 

「 ドーム型の研究施設 」で 調査を開始した ハッブズたちだったが……。

 

 

 

あの ソール・バス が監督と 聞くと、スマートで カッコよさが 漂う作品だと 思いますが、

 

本作は「 人間 対 知性を持ったアリ 」という、動物パニック系・SF なんですよね。

 

 

しかし そこは「 映像派 」、どうやって撮ったのか わからない「 超どアップの アリ 」や「 操っているかのような アリ 」※は

 

「 生態感 」が抜群だし、「 映像 」自体も 面白いです。

 

 

〔 ※ アリを撮影した ケン・ミドルハム は「 ミクロ撮影 」が

得意らしい 〕

 

 

これにより「 知性を持ったアリ 」の説得力も出て来るし、

そこに「 アリの多さ( 総数 )」なんかも知っていると、

 

フィクションっぽさを あまり感じない、SF的な 自然生物の

脅威( 恐怖 )も 強く感じられるんですよね。

 

 

「 人間 対 アリ 」に関しても ジャンル的な描写は ほぼ無く、

 

チョット「 自然番組 」っぽいところと相まって シリアス調の

雰囲気なため、純粋に「 SF 」として 見応えがあるし、

 

それでいて 地味なんだけど 「 互いの攻防 」も アツい展開を見せているので、エンタメ性も 結構あります。

 

 

「 結末 」が( この時代らしく ) 少々観念的では ありますが、

 

そこも “SFらしさ” という事で あまり 気にならなかったですね。

 

まあ、大概の人は モヤモヤしそうですけど。

 

 

ここから「 画像 」。

 

ネタバレあり。

 

断然、未見の方が 面白いので 興味を覚えた人は 特に 注意。

 

 

 

〔『 フェイズⅣ 戦慄!昆虫パニック 』

ラストシーンに 表示される タイトル? 〕

 

 

最初に「 フェイズ1 」と表示され、展開と共に 数字が増えて、ラストで「 フェイズ4 」に。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  序盤のアリ

アリの顔に 役割を表す?「 三角の印 」が付いている 〕

 

 

宇宙の異常の影響で 種別を越えて アリたちが団結。

 

アリたちは 天敵を倒し さらに数を増やす。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』

ハッブズ博士( 右 )と ジェームズ( 左 )〕

 

 

その「 アリの変化 」に気づいた 生物学者・ハッブズ博士

調査に…という導入。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリたちが建てた「 石塔 」〕

 

 

アリの知性を感じる「 石塔 」の画だけで グッと来るね。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリたちが作った サークル 〕

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  ドーム型の研究施設 〕

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  「 石塔 」爆破 〕

 

 

数日 待つも アリに動きなし。

 

業を煮やして( あと 国から せっつかれて )「 石塔 」を爆破。

 

 

いきなり爆破は 悪手のような…。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリの「 音 」分析 〕

 

 

爆破の影響で 動き出した アリたちの「 音 」を分析すると、

どうやら アリたちは「 音 」で 命令を受けているらしい事が

分かる。

 

…とその時、アリの攻撃により「 ドーム施設 」で停電が発生。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  殺虫剤散布 & 苦しむアリ

 

 

ハッブズは すぐさま「 黄色い 殺虫剤 」を散布、

攻めてきた アリたちを ほぼ 全滅させる。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリ版、エクスペンダブルズ 〕

 

 

しかし、アリたちも 命を賭けて 外にある「 発電機 」を

ショート(?)させていた。

 

ちなみに「 予備電源 」に 切り替わってます。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  外は「 黄色い 殺虫剤 」まみれ 〕

 

 

様子を見るため外には 出た ハッブズたち

車で 逃げている最中に アリに襲われた 老夫婦の死体を発見。

 

 

端折ったけど「 老夫婦 」のくだりも ちゃんとあります。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  手の平に ぽっかり穴 & 穴から アリ

 

 

その死体の「 手の平 」には「 穴 」が開いていた。

 

その「 穴 」から アリが数匹 出てきたので 採取。

 

 

ちょっと シュールレアリスムっぽいよね。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  老夫婦の孫、ケンドラ

 

 

一緒に逃げていた 老夫婦の孫、ケンドラは 一人だけ無事。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  「 黄色い 殺虫剤 」死 〕

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  「 殺虫剤の塊 」を運ぶ アリ

 

 

殺虫剤に ギリギリ耐えていた 一匹のアリ

 

そのアリが 殺虫剤が固まった「 塊 」を えっちらおっちらと

運びだす。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』

死んだアリ( 右 )と 引き継いだ アリ( 左 )〕

 

 

そのアリは 途中で 力尽きてしまう。

 

…が、そこに 別のアリが現れて それを引き継ぎ「 塊 」を運び始める。

 

 

 

〔『 フェイズⅣ 』

バタンキューした アリ(右)と あとは オレにまかせろ アリ

 

 

そのアリも 途中で 死んでしまうが、また 別のアリが現れて

それを引き継ぎ 運ぶ。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  「 殺虫剤 耐性アリ 」、爆誕 〕

 

 

そして最後に 女王アリの前に「 殺虫剤の塊 」を届ける。

 

女王アリは その「 塊 」を食べ「 殺虫剤 耐性アリ 」を生み出すのだった…。

 

 

この「 命のリレー 」場面、好きなんですよね。

 

画像だと イマイチ伝わりませんけど、運ぶ姿が健気だし、

「 生物の しぶとさ 」も 感じられて チョット感動もします。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  進む「 音 」分析 〕

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリによる「 サン( 太陽 )」攻撃 〕

 

 

ハッブズたちが「 音 」の解析を進めるなか、アリたち

 

「 石を使った 太陽光の反射 」により「 ドーム施設を熱する 」作戦を開始。

 

「 施設 」に クーラーはあるが それでも 温度は 上昇。

 

 

「 反射石 」は「 石塔 」の名残を 再利用したみたい。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  「 音 攻撃 」を思いつく ジェームズ

 

 

「アリの出す音」を分析していた ジェームズは「 共振する音 」を割り出し、その「 音 」を「 反射石 」に ぶつける。

 

 

実際には「 共振 」という言葉は 使われてなかったけど、

 

「 反射しない音 」みたいな事を 言っていたので たぶん、

似たようなモノだと思う。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  崩れる「 反射石 」〕

 

 

それにより 数個の「 反射石 」を破壊する事に 成功。

 

「 石 」の内部では 多くのアリたちが 落石により亡くなる事態に。

 

 

驚く事に「 落石で 潰れるアリ 」の描写も ちゃんとあるんですよ。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  ワンオペ「 配線 」噛み切り 〕

 

 

…だが、アリの攻撃は これだけではなかった。

 

「 ドーム施設 」に入り込んでいた アリが クーラーを 止める

ため「 配線 」を カミカミ。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリを捕らえる カマキリ

 

 

しかし、ハッブズたちは それを予期しており 天敵・カマキリを すでに放っていた。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  潜んでいたアリ と 焦げるカマキリ

 

 

万事休す…かと思いきや、アリたちは この展開も読んでいた!

 

潜んでいた もう一匹のアリカマキリの足を引っ張って 下に

落とし、その カマキリを使って ショートさせる事に 成功。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  小さな お葬式 〕

 

 

一方、アリたちは 亡くなった アリたちの「 葬儀 」を行っていた。

 

 

この「 葬儀」 場面、参列する アリの「 顔 」が 悲しんでいる

ように見えるのが 不思議。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  アリの寝起きドッキリ 〕

 

 

「 ドーム施設 」では さらに ケンドラにも アリが近づく。

 

その後、ケンドラは 外に…。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  ドッキリみたいな「 落とし穴 」〕

 

 

「 ドーム施設 」の クーラーは停止し、さらに 温度は上昇、

 

アリに 咬まれていた ハッブズの腕も パンパンに腫れていた。

 

残された道は 遠くにある、女王アリがいる「 アリ塚 」を爆破

するしかない。

 

熱と 腕の腫れで 朦朧とした ハッブズが 自ら向かおうとするが 外には「 落とし穴 」が 仕掛けてあり それに落ちてしまう。

 

そのまま ハッブズは「 穴 」の中で アリたちの餌食に…。

 

残された ジェームズが「 アリ塚 」に向かう。

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  砂から出てきた ケンドラ

 

 

「 アリ塚 」には 砂場があり、そこから ケンドラが出現。

 

ふたりは 再会したのだが…?

 

 

〔『 フェイズⅣ 』  終盤。

この後に「 PhaesⅣ 」が表示される( 最初の画像 ) 〕

 

 

と、ここから エピローグ?になり、チョットだけ “その後”、

「 彼らの一員になった 」事を伝えて 終了。

 

 

とりあえず「 アリ側が勝利 」し、ジェームズケンドラ

 

「 体を変えられて アリの一員になった 」のは わかりますが、もう少し 説明が欲しいですね。

 

 

実は「 エンディング 」は カットされており、

 

「 PhaseⅣ lost ending 」で 検索をかければ そのカットされた

場面( 5分くらい )を 観る事ができます。

 

 

まあ、それを観ても よくわからないんですけど…。

 

 

一応、何枚か スクショ撮ったので 載せときますが、

 

「 カット動画 」だけ観ても 楽しいので( 人による )興味があったら 観てください。

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』1  建造物 〕

 

 

特に 説明がないので 状況がわかりません。

 

ちなみに「 書籍化 」されていて そちらでは もう少し 詳しい

説明があるみたいです。

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』2  アリに飼われてる? 〕

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』3  ゴム人間? 〕

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』4

人魚( 上半身 魚 + 下半身 人間 )〕

 

 

「 手の平の穴 」のところで シュールレアリスムっぽいと

書いたけど、これらを見ると あながち 間違いじゃないかも。

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』5  額の穴からアリ

 

 

「 額に穴が開く 」( チャクラ )描写もある。

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』6

ジェームズ( 右 )+ ケンドラ( 左 )〕

 

 

ジェームズケンドラも ひとつに。

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』7  鳥人間 〕

 

 

空も飛べる。

 

泳いでいる場面もあったから「 水陸空 」の制覇って事かも?

 

 

〔『 PhaseⅣ lost ending 』8

逆光アリ、遠くに ジェームズたち

 

 

 

「書籍版」の方では「 個 」というのが無くなっていくらしく、

 

ジェームズケンドラの「 身体と 精神が 一体化する 」展開のようです。

 

さらには 死んだ 老夫婦( 死者たち )も登場し、それらとも

「 一体化 」するみたい。

 

 

結局 よくわかりませんが、

 

この時代は「 カウンターカルチャー 」とか「 ニューエイジ 」の頃だし、

 

「 科学への危惧 」や「 環境汚染 」( 人間の傲慢さ問題 )の頃

でもあったので それらを 反映した 空気感は ありますね。

 

「 カット映像 」と併せて考えれば、全ての生物と ひとつになる( ベタだと 超進化 )…みたいな感じなのかな。