ノスフェラトゥ | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 
初めに しばらくしたら消す、関係ないヤツから。

 

( ただの アウトプットなので 飛ばしてね )

 

 

ちょっと前に 放送した『 フロンティア 』の「 脳に 忍び込む

ナノプラスチックを追う 」の回が 面白かったですね。

 

観るまで「 マイクロ プラスチック 」と混同していて その内容に驚きましたよ。

 

概要としては

 

「 人の臓器に “ナノプラスチック” が蓄積していて、

脳にも蓄積していた 」

 

というもの。

 

ちなみに「 ナノプラ 」の 大きさは「 ノロウイルス 」と同じくらいです。

 

「 マイクロ プラスチック 」は 人体に入っても その大きさから 人体には あまり影響がないと 思われてたこともあり、

 

「 臓器に プラスチックが蓄積していた 」ことがわかって 衝撃が走ったみたいですね。

 

特に「 脳 」は 通常の “隙間がある” 血管と違って “隙間のない”

( 異物の侵入を防ぐ )「 脳血管関門 」となっているため

 

研究者は とても 驚いたみたいです。

 

となると 気になるのが「 脳 」への侵入方法。

 

なんと「 コレスレロール 」が ナノプラ全体に 引っ付く事で

 

“コレステに 偽装された” 形になり「 脳血管関門 」を通り抜けるんですよ。

 

実験だと その後に「 脳神経細胞が ナノプラを取り込む 」事で「 脳 」に蓄積するみたいなんですが、特に 興味深いのが、

 

「 不要物を 分解して 再利用する 」場所「 リソソーム 」に多く ナノプラが蓄積していること。

 

当然、ナノプラは 分解されることはないので 想像すると なんとも 気持ち悪いんですよね。

 

実験で使用するのは 研究用に作った「 球体のナノプラ 」なんだけど 自然界にあるのは「 紫外線で 劣化した ナノプラ 」※。

 

( ※ ガラス片みたいに 尖ってる感じ )

 

2つに違いがあるのか 調べるため「 球体ナノプラ 」と「 劣化ナノプラ 」を それぞれ「 細胞 」に与えてみると、

 

球体の方は 正常に「 細胞分裂 」したものの、劣化の方は

細胞分裂しないどころか「 細胞が死滅する 」恐ろしい結果に。

 

ちなみに、調査によると ナノプラは 空気中を漂っているみたいで( ノロと同じ大きさだしね )川からも見つかっています。

 

人体への影響は これからですが、今更 心配しても 却って 精神に悪いので 気にしないようにしましょう。
 
 
 
という事で ここから「 本題 」。
 

 

今回は 3本紹介!

 

まあ、内容は同じだけど…。

 

ちなみに 内容は『 ドラキュラ 』なんで あらすじは省略。

 

あと「 ネタバレ 」もしてるんで 注意。

 

 

 

 

「 吸血鬼ノスフェラトゥ 〔 活弁版 〕」
( ドイツ/1922年 )

 

F・W・ムルナウ 監督。

 

ブラム・ストーカー『 吸血鬼ドラキュラ 』の非公式な映画化。

 

 

押さえておきたい作品だったので 観れてよかった。

 

とはいえ、内容は ドラキュラだし、昔の映画だしで 期待の方は していなかったんですよね。

 

しかし 観てみると コレが なかなか楽しい。

 

もしかすると「 活弁 」による 状況説明が 雰囲気を 盛り上げていたのかも。

 

 

〔 1922年版『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』   タイトル 〕

 

 

この書籍、昔っぽい タイトルがイイ。

 

というか サブタイもあるんですね。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

「 新婚さんいらっしゃい! 」な ーマスエレンの夫妻 〕

 

 

トーマス・フッターと 妻のエレン が主人公。

 

トーマスエレンに「 摘んだ花 」を贈ると…

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

花を摘んだ事を責める エレン

 

 

「 なぜ 花を殺したの? 」と 問い詰められる…。

 

エレン、メンドくせ~な。

 

まあ、トーマスも「 もう、花は摘まない! 」とか ノロケてますが…。

 

 

ちなみに、冒頭に「 猫 」が出てくるんだけど、『 79年版 』『 24年版 』にも ちゃんと 出てきてましたね。

 

しかも『 79年版 』は 子猫2匹と カワイさ アップしてます。 

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

城に到着した トーマスと 出迎える オルロック伯爵

 

 

伯爵の名前は オルロック

 

城には オルロックだけで(?)スゲー寂しかったな。

 

トーマスが乗った「 迎えの馬車 」の御者オルロックっぽかったし?

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

オルロック伯爵の城にある「 ガイコツ時計 」〕

 

 

オルロックが住む古城にある、不気味というよりは ユーモラスな「 ガイコツ時計 」が好き。

 

あと、画像はないけど「 城 」の内部も フィルムの影響か 雰囲気がありましたね。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

ケガしたトーマスの「 血 」をガン見する オルロック

 

 

ケガをした トーマスの「 血 」を見て 近づき その血を舐める

オルロックは コワイというより キモイんだけど、

 

それが「 はぐれ者・変わり者 」っぽくて 逆に イイんですよね。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

エレンの写真を見た オルロック

 

 

トーマスが持っていた ペンダントの「 エレンの写真 」を見た オルロックは…

 


〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』  オルロックの首フェチ発言 〕

 

 

「 首筋が美しい 」と 一言。

 

これじゃ ただの「 首フェチ 」だよ…。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

トーマスの血を吸いに来た オルロック

 

 

オルロックの全身は スタイリッシュな感じ。

 

スーツが なかなか良く、妙な愛嬌もあって 意外と「 画 」に

なる造形。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』  棺で眠る オルロック

 

 

「 城 」自体も 荒れ気味だけど「 棺 」も ボロくてね…。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』  「 船 」パート 〕

 

 

「 船 」パートもある。

 

城を出るとき 馬車に 数個の「 棺 」を積むんだけど、

 

それも オルロックひとり、ワンオペの作業だったりと とにかく 寂しい。

 

積むときは「 早送り 」で 人を超えた スピード感?を出しているんだけど、逆に せかされているように 見えてね…。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

夜中に ひっそりと 船から「 棺 」を運び出す オルロック

 

 

ヴィスボルグの港に 着いてからも 夜中に 自分で「 棺 」を えっちらおっちら運ぶんですよ…。

 

 

興味深いのが( 3作共通で )吸血鬼に「 ネズミ & ペスト 」が付いてくるところ。

 

オルロックは 災厄、「 ペスト( ネズミ )」の具象化でもあるんですね。

 

オルロックの前歯も ネズミの前歯に寄せた デザイン? )

 

端折ったけど、その「 ペスト・パニック 」も 良かったです。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』  「 影 」演出 〕

 

 

この ドアを開ける時の「 影 」演出は かなり好み。

 

「 ドラキュラ 」と比べると ノスフェラトゥには ハデさが無いので すごく 刺さります。

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

エレンに 胸キュンな オルロック

 

 

ラストも また イイんですよ。

 

エレンの血を吸いに来た オルロックが「 ノスフェラトゥ の

マニュアル本 」(?)の通り 無垢な?エレンに 魅了され…

 

 

〔『 吸血鬼ノスフェラトゥ 』

太陽の日を浴びて 消えていく オルロック

 

 

「 夜明け 」が来るのを忘れて 彼女の血を チューチュー。

 

ふと 気付くと、外には すでに「 日の光 」が差していてね。

 

で、その太陽を見ながら

 

「 太陽とは… 美しい… 」

 

と つぶやきながら 消えていくんですよ。

 

結局 エレンが死んじゃうのにも 驚いたな。

 

( 実は「 自己犠牲モノ 」でもある )

 

 

孤独で ネクラな男が ペンダントの女性に 一目惚れ。

 

危険を冒して会いに行き 最後は 女性の「血をたんまり吸って」

消滅…。

 

「 男の 一方的な恋心 」は ストーカー殺人( 心中 )を想起させるし(?)、

 

一世一代の恋(?)としても「 セミの一生 」を思わせる ”儚さ” が感じられたりと えらく やるせないんですよね。

 

 

ちょっと前に『 100分de名著 』で「 吸血鬼ドラキュラ 」の回があったんだけど、

 

それによると、著者の ブラム・ストーカーは イギリスから アイルランドに来た「 アングロ・アイリッシュ 」で、

 

自身の アイデンティティに “揺らいでいた” みたいですね。

 

「 ドラキュラ 」には そんな ブラムの どっちつかずの立ち位置が反映されてもいるんだけど、

 

( ドラキュラだからか「 ずるいコウモリ 」を思い出した )

 

知人、オスカー・ワイルド の「 同性愛の罪 」での逮捕もまた

反映されているみたい。

 

というか 近年、ブラム・ストーカーも 同性愛者だったとの話が

出て来てるんですよ。

 

ムルナウ 自身も 同性愛者らしい )

 

それを鑑みると、忌み嫌われ、太陽の下に出る事ができない

ドラキュラに「 恐怖 」以外のモノを感じますね。

 

 

次、リメイク版。

 

「 ノスフェラトゥ 」( 西独・フランス / 1979年 )

 

こちらは ヴェルナー・ヘルツォーク 監督。

 

おそらく 観ている人が 一番 多いであろう「ノスフェラトゥ」。

 

個人的にも 観てるハズ…なんだけど 記憶が ほとんどないので

観てないのかも…。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』  タイトル 〕

 

 

タイトルバックは「 たくさんの ミイラ死体 」。

 

場所は どこかと調べたら メキシコにある「 ミイラ博物館 」

から借りたみたい。

 

( AI の返答だと「 賄賂を渡した 」とあったが… )

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

ジョナサンガンツ )と ルーシーアジャーニ )〕 

 

 

ジョナサン・ハーカー を演じるのは ブルーノ・ガンツ で、

 

妻・ルーシー の方は イザベル・アジャーニ

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

ドラキュラの おもてなし 〕

 

 

クラウス・キンスキー 演じる 伯爵の名前は「 原作 」基準の

ドラキュラ伯爵

 

個人的には オルロックのままの方が よかったな。

 

こちらは スタイリッシュでは なくなったけど 愛嬌は アップ(?)。

 

個人的には キレイな「 爪 」が 印象に残りましたね。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』  ガイコツ時計 〕

 

 

「 ガイコツ時計 」も まさかの再現。

しかも 下から「 死神 」が出て来る オマケ付き。

 

22年版と違い ゴシックで 重厚感があり こちらもイイ。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

顔より「 喉 」な ドラキュラ伯爵

 

 

「 首フェチ 」も再現?

 

正確には「 喉フェチ 」だけど…(?)。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

ジョナサンが襲われる場面 〕

 

 

クラキンドラキュラ( オルロック )も コワイより キモい感じで、孤独感も強めなのがイイね。

 

22年版の方が 好きだけど、これはこれで 悪くない。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

ボロい「 棺 」で眠るドラキュラ

 

 

「 棺 」も やっぱり ボロかった…。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』  ネズミの大量上陸 〕

 

 

79年版は 量が増えた ネズミの集団が壮観。

 

でも “ほぼ白色” のネズミなので「災厄」というよりは カワイイが強め。

 

「 終末観 」溢れる「 ペスト禍 」の描写が 結構 良かっただけに ちょっと残念。

 

 

ちなみに「 WIKI 」によると ネズミに「 灰色の塗料 」を塗ったりなど( だから “ほぼ白色” だったのか )動物虐待があったっぽいです。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

夜中「 棺 」を運ぶ ドラキュラ

 

 

ひとりで「 棺 」を運ぶ場面も ちゃんと 再現。

 

この ぼっち感が ノスフェラトゥのイイ所なんだよな。

 

ちなみに、この時 十字架を見て ブルっと震える ドラキュラが 可笑しかったですね。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

聖餐式のパンの「 粉 」で ジョナサンを閉じ込める ルーシー

 

 

「 原作 」寄りだからか、昼間ドラキュラを捜しに行ったりと、

ルーシーが 積極的に 動いていたのも 印象的。

 

ジョナサンが 吸血鬼に属しちゃう( 血を吸われてるから 当然といえば 当然だけど )変更点も うまく ハマってたかな。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

ルーシーを襲う ドラキュラ

 

 

最後も ほぼ同じ。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

太陽を浴びて 倒れた ドラキュラと 亡くなった ルーシー

両者に当たる「 照明 」が イイね 〕

 

 

ルーシーが「 ドラキュラを引き留める 」描写があることで

説得力は 増していたけど( それでも ちょっと マヌケ )、

 

太陽の光を受けても ドラキュラが 消えないんだよな。

 

あの “儚い” 感じが すごく よかったのに…。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

トドメを刺した ヘルシング( 伯爵の死体が消えて無罪に?)〕

 

 

結局、ヘルシング教授が「 杭 」で トドメを刺すんだけど、

その描写もなくて いまいち スッキリしない。

 

 

〔 1979年版『 ノスフェラトゥ 』

終盤の 吸血鬼化した ジョナサン

 

 

ジョナサンが「 パンの結界 」を破り(?)遠くへと旅立つ

「 結末 」も ホラーらしいとはいえ、

 

22年版の「 悲劇性 」を思えば ちょっと違うような。

 

とはいえ、全体的に見れば 楽しい作品ではありました。

 

 

次、2度目のリメイク。

 

 

「 ノスフェラトゥ 」(米/2024年)

 

監督が『 ライトハウス 』(19年)ロバート・エガース ということで 期待していたんだけど、

 

「 上映時間 」は 長いし( 133分 )、オルロックは ガタイが良くて オラついてるし、

 

「 ショック描写 」で 間を繋ごうとするしで 残念な仕上がり。 

 

「ドラキュラ」だったら まだしも ノスフェラトゥだからね…。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  タイトル 〕

 

 

タイトルは イイ。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  主人公・トーマス

 

 

トーマス 役は ニコラス・ホルト

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  妻・エレン

 

 

妻のエレン 役は リリー= ローズ・デップ

 

このドレスの柄も よかった。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  オルロックの城 〕

 

 

取り敢えず 時代を再現した「 美術・映像面 」は 良かったですね。

 

相変わらず「 画面 」は暗かったけど、こんな内容・時代なのでそれも 許容。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  オルロックの手 〕

 

 

最初に ムカついたのが オルロックの出し渋り。

 

隠す必要性あるか?

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』

ビル・スカルスガルド 演じる オルロック伯爵

 

 

その オルロックも 体格がよくて ネクラ感 無し。

 

おまけに「 ゾンビ 」っぽかったり「 口ヒゲ 」があったり、

「 温かそうなコート 」着てたりでね。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』

フランツ教授による「 悪魔祓い 」っぽい 場面 〕

 

 

しかも「 悪魔 」要素も 加えて 無理やり「 エンタメ度 」を

上げているのも 気に食わない。

 

ちなみに「 オカルト 」に造詣のある フランツ教授 役は ウィレム・デフォー

 

W・デフォー 最近 よく見るような。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』

オルロックに襲われる船員と ネズミに襲われる アンナ

 

 

「 残酷 」場面は 好きなので、かなり地味では あったけど そこも 一応 評価。

 


あと「 悪魔憑き 」っぽい状態になった ルーシーの「 ヘン顔 」も ちょっとした「 見どころ 」かな。

 

『 危険なメソッド 』(11年)での キーラ・ナイトレイ の

「 顔芸 」には 及ばないけど 結構 衝撃的なんですよね。

 

(「 画像 」も撮ったけど さらすのは アレなんで 自粛 )

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  「 影 」演出 〕

 

 

「 影 」演出を オマージュする前に やることあるだろ…。

 

まあ、好きな「 画 」ですけどね。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』

「 血液チューチュー 」と 光を浴びて血を流す オルロック

 

 

オルロックが「 オレ様 」キャラなため 女性には奥手なのも しっくりこないんだよな。

 

そんな オルロックの性質ゆえ、留まる理由や 結末の説得力が

ないんですよね。

 

 

〔 2024年版『 ノスフェラトゥ 』  ラストカット 〕

 

 

でも「 ラストカット 」は ゴシックな雰囲気があって 良かったかな。

 

 

と、個人的には ダメダメ( ダメ・リメイク )だったけど、

 

上記の通り「 見どころ 」は ある(?)ので 人によっては 面白いかも…。

 

 

という事で 今回は 終わり。