「 Demonic Toys 」(米/1992)
邦題『 デモーニック・トイズ / ドールズ2 』。
悪魔系・人形ホラー。
YouTube のチャンネル「 フルムーン・フューチャーズ 」から。
(「 フルムーン・ ~ 」については
前に紹介した『 intruder 』や ネット記事を参照 )
軽く前置き。 ( 飛ばしていいです )
「 フルムーン 」といえば『 パペット・マスター 』シリーズ。
という事で それに出て来る人形の1体で 人気キャラの ブレイド の スピンオフ作品『 Blade the Iron Cross 』(22年)があったので 観てみたんですが、
「 設定 」は 悪くないものの 見せ場がなく 退屈で 紹介する気にならず。
次に『 Seedpeople 』(『 シードピープル 』92年 )ってのを 観てみたんですが、
こちらは「 話 」& チープさが 80年代っぽい「 古典 」の雰囲気を醸し出していて「 侵略SF 」として 悪くない出来。
でしたが、ちょっと ユルめで 紹介もメンドそうだったので こちらも スルー。
次に 目に止まったのが 本作になります。
ここから 本題。
この頃「 自分の前で 2人の少年が “カードで対決する” 」という夢を見る、妊娠中の女性刑事・ジュディス。
彼女は 恋人でもある 同僚刑事のマットと共に「 武器密売 」の
おとり捜査をしていたが 逮捕時に マットが撃たれて 死亡してしまう。
そのまま 倉庫へと 逃げ込む 2人の密売人の後を追った ジュディスは ひとりを逮捕するも 倉庫に閉じ込められてしまう。
倉庫の警備員と チキン屋で働く バイト男と出会った ジュディスだったが 警備員が “オモチャたち” に殺される事態になり……。
コレも「 自動翻訳 」なので 細かいところは違うかも。
正直、前半は ダルく、それ以降の 盛り上がりも いまひとつ…と、 ビミョーな内容なんですが「 人形の造形 」だけは イイんですよ。
あと、終盤から オチにかけての展開も 結構 好きなんですよね。
という事で さっそく「 画像 」へ。
ネタバレあり。
〔『 Demonic Toys 』 タイトル 〕
邦題は「 ドールズ2 」となってるけど 関係は ナイみたい。
それと、シリーズ化も してるみたいですね。
〔『 Demonic Toys 』 ジュディスの「 夢 」の少年2人 〕
「 冒頭 」は 刑事・ジュディスが 最近 見るという「 2人の少年が カード対決をする 」夢。
〔『 Demonic Toys 』
刑事・ジュディス( 奥 )と 同僚で 恋人のマット( 手前 )〕
そんな ジュディスは 恋人でもある 刑事・マットと「武器密売」の おとり捜査中。
待機中、ジュディスは マットに 自身の「 妊娠 」を告げ、彼も それを喜んでいたが、密売人の逮捕時に マットが殺されてしまう。
〔『 Demonic Toys 』 ケガした方の密売人 〕
「 倉庫 」へと逃げた 2人の犯人を追った ジュディスは そこで ひとりを逮捕。
一方、もうひとりの ケガをした方の犯人は 突如 動き出した
オモチャに 襲われてしまう。
その頃、フライドチキンのバイト男が その「 倉庫 」へとやってきていて…という導入。
〔『 Demonic Toys 』
「 ピエロのビックリ箱 」、そのピエロに噛み付かれる犯人 〕
メインの 悪魔人形は「 ピエロのビックリ箱 」「 赤ん坊 」
「 テディベア 」「 ロボット 」の4体。
ビックリ箱は よくあるデザインだけど 細かな造りが実にイイ。
〔『 Demonic Toys 』 ラブブ風な?「 テディベア 」〕
個人的に 好きだったのが 最初の方の テディベア。
〔『 Demonic Toys 』
テディベアに 指を咬み千切られる 犯人 〕
カワイさと 狂暴さを併せ持つ「 顔 」が好みだったんですが…
〔『 Demonic Toys 』 顔変した テディベア 〕
すぐに「 フツーの凶悪顔 」になって ガッカリ。
〔『 Demonic Toys 』 ロボのビームと 撃たれる犯人 〕
ロボットは ピュンピュンと ビームを撃つ姿が 結構 様になっていたけど、さすがに シンプル過ぎた。
〔『 Demonic Toys 』
TVに映る『 パペット・マスター 』( ブレイド )〕
ちなみに「 警備員室 」のTVで『 パペット・マスター 』が
流れてましたよ。
〔『 Demonic Toys 』 バットを構える テディベア 〕
〔『 Demonic Toys 』
リーダー格の 赤ん坊( 下のは 銃を持っている )〕
リーダー格の 赤ん坊は 貫禄があって「 ベイビー・ボス 」な
佇まい。
〔『 Demonic Toys 』 「 警備員 殺し 」の場面。
「 魔法陣 」が簡素… 〕
こう見ると 人形のキャラが立っていて 面白そうな感じだけど、
『 パペマス 』と違って 人形たちの殺戮方法に 個性が あまり
感じられず 盛り上がりに欠けるんですよね。
〔『 Demonic Toys 』 ガスマスク少女。
フツーに ラジコンとかが 探し回る方が よかったような… )
そうそう、チョット世界観とは 合わないけど、主人公たちを
探し回る「 ガスマスクの少女たち 」も 異質で 好きです。
( ほぼ、活躍は しなかったけど… )
〔『 Demonic Toys 』 66年前、悪魔誕生 〕
オモチャたちを操っているのは 66年前「 死体で生まれ 」て
( 魂のみ )その後 埋められてしまった※ 悪魔。
( ※ ここの「 ハロウィンの子供たちに 死体を渡し、子供たちが それを見て投げ捨てる 」くだり、よくわからなかった… )
その悪魔の目的は ジュディスに宿る「 胎児 」の「 肉体 」を乗っ取ること。
で、それには「 血 」とかも 必要らしい。
ちなみに「 画像 」はないけど、悪魔は「 夢の少年のひとり 」の姿で ジュディスの前に たびたび 現れます。
〔『 Demonic Toys 』
オモチャと 人間の ちょっとした攻防 〕
それなりに 楽しい場面も 一応、ある。
〔『 Demonic Toys 』 あいるびーばっく 〕
予算が少ない中「 赤ん坊 ダメージ・バージョン 」を出した
ところは 評価したい。
しかも 赤ん坊は「 顔 」も 結構 動くんですよね。
〔『 Demonic Toys 』 赤ん坊の噛み付き 〕
「 残酷 」描写は「 アップ&編集で 誤魔化す 」が多め。
個人的には そっちより サスペンス性が 低いのが難点かな。
〔『 Demonic Toys 』 巨大化・テディベアの「 顔 」〕
テディベアは 終盤に 巨大化、“まあまあ” な暴れっぷりを見せます。
〔『 Demonic Toys 』 目を取り出す マット 〕
最初の方で死んだ マットも「 ゾンビっぽい感じ 」で再登場。
〔『 Demonic Toys 』
捕らえられ 魔法陣に寝かされた ジュディスと 悪魔少年 〕
終盤は「 ジュディスが捕らえられる 」展開。
「 ひとりで外に出た バイト男が 悲鳴を聞いて 倉庫に戻る 」
という、よくある展開も あるんですが、バイト男が 態度が悪い( 口も悪い )ので 以外にも チョット感動しちゃいましたね。
まあ、すぐ 巨大化・テディベアに 追いかけられて 外に戻りますけど…。
〔『 Demonic Toys 』 大人悪魔 〕
悪魔少年は「 大人悪魔( 本体?)バージョン 」にも。
〔『 Demonic Toys 』 もうひとりの「 夢 」の少年 〕
そこに、後半に 動き出した「 兵士の人形 」が助けに来て
「 夢 」に出て来た もうひとりの少年の姿に変わり、悪魔少年と 対決する流れに。
〔『 Demonic Toys 』
刺された 悪魔と「 夢 」内で 消える 悪魔少年 〕
兵士の少年が 悪魔少年を 剣で刺すと 悪魔へと変わり 消滅。
それに合わせて「 夢 」の方の 悪魔少年も 消滅。
…という感じの結末を迎えます。
ちなみに、テディベアは バイト男が がんばって倒してます。
〔『 Demonic Toys 』
兵士の少年は ジュディスの「 胎児 」〕
で 兵士の少年、「 天使 」みたいな存在だと思いきや なんと ファンタジー溢れる「 ジュディスの胎児 」でした。
「 妊娠 」「 夢の少年 」「 動くオモチャ 」の設定が ユルく繋がる オチに チョット感動しちゃいましたね。
という事で 今回は 終わり。



































