殺人鬼ホラー2作「 サンクスギビング 」、「 ブラッディ・スクール 」 | berobe 映画雑感

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「 映画 」と「 本 」の感想

 

 

 

サクッと「 殺人鬼モノ 」を2作品、紹介。

 

 

 

「 サンクスギビング 」(米/2023)

 

イーライ・ロス 監督の「 記念日・殺人鬼ホラー 」。

 

「 ミステリー系・ホラー 」でもありますね。

 

 

プリマスの町、「 感謝祭 」の晩。

ライトマートの「 ブラック・フライデー 」大セールで

客たちによる 商品の奪い合いが発生、死者が出る事態に。

 

それから一年。

 

「 感謝祭 」が迫る中、プリマスの町を創設した 入植者、

ジョン・カーヴァーを名乗る 殺人鬼が現れ……。

 

 

 

E・ロスってサスペンス描写が 弱いんだよな…と 思っていたので あまり期待は していなかったんですが、

 

観てみると「 過去のホラー 」を踏襲した内容ながら

「 残酷度 」は しっかり高め、

 

「 ミステリー感 」も まあまあで 雰囲気も良く、

 

危惧した「 サスペンス描写 」も なかなか良かったりで 面白かったです。

 

「 終盤の盛り上がり 」が弱かったのは 少々 残念でしたが

総じて 満足できましたね。

 

 

ここから「 画像 」。

 

例によって「 残酷 」注意。

 

 

〔『 サンクスギビング 』  タイトル 〕

 

 

〔『 サンクスギビング 』

ライトマートの 大セールで起こった 惨劇 〕

 

 

マートの経営者の娘、主人公・ジェシカのグループが

先に 裏口から店内に入った事が「 悲劇 」の発端。

 

 

ここの「 買い物パニック 」場面も 見応えあったな。

 

 

〔『 サンクスギビング 』

最初の殺人、冷え冷え 金属扉での「 凍着 」描写 〕

 

 

最初の殺人は「 冷蔵庫扉に貼り付け 」で 動きを止めたところがチョット新鮮。

 

氷とか 冷えた金属に 皮膚が引っ付くのを「 凍着現象 」って

言うみたいですよ。

 

ヘタすると 大ケガに繋がるので「 冷え冷え 金属 」には 気を付けましょう。

 

 

〔『 サンクスギビング 』

ゴミ箱の フタを使った「 胴体チョンパ 」〕

 

 

「 ゴミ箱のフタで 切断 」も 意外性があってよかったな。

 

 

〔『 サンクスギビング 』

ワイヤーを使った「 地蔵背負い 首チョンパ 」〕

 

 

〔『 サンクスギビング 』  襲われる 主人公・ジェシカ

 

 

「 逃げ隠れ 」する場面も ちゃんと あったのも 個人的には

プラス・ポイント。

 

ちなみに 本作の殺人鬼は 入植者:ジョン・カーヴァー

コスプレ。

 

 

〔『 サンクスギビング 』  テーブル・ソー残酷 〕

 

 

テーブル・ソーの台の上を 手が滑って行き 次々と 指を切断、

最後は 身体が…

 

という「 テーブル・ソー残酷 」描写も インパクト大。

 

 

〔『 サンクスギビング 』 オノでの 首チョンパ 〕

 

 

ジョン・カーヴァーに 注意を引き付けておいてからの…

クラウン

 

 

〔『 サンクスギビング 』  急停止による 事故残酷 〕

 

 

こういう サービス残酷( しかも 出来もイイ )も 嬉しいね。

 

 

〔『 サンクスギビング 』  丸焼き & 晩餐 〕

 

 

ロス 監督作『 グリーン・インフェルノ 』(13年)でも

「 人の丸焼き 」があったけど、本作の方は “丸ごと” なので

完成度は こっちが上でしたね(?)。

 

 

2本目。

 

マイナー作品だけど 実は こっちが メインだったり。

 

 

「 ブラッディ・スクール 」(米/2011)

 

結構前に「 Amazon配信 」セールで観た、

一応「 青春系・殺人鬼ホラー 」( ティーン・ホラー )。

 

 

タイトルと 説明文から てっきり『 スクリーム 』っぽい感じの

「 学園スラッシャー 」だと 思って借りたんですが、

 

なんと「 “ごちゃまぜ”・ホラー 」でしたよ。

 

雰囲気的には『 絶叫計画 』シリーズ のような「 パロディ系 」要素が強めの作品になるのかな。

 

 

冒頭は「 生徒が殺される 」という ある種 “お決まり” の場面なんですが その後は、

 

「 主人公の 悩み & 学校生活 」「 女性を巡っての ケンカ 」

などが描かれ、メインといえる「 犯人捜し 」の展開に なかなか ならず。

 

犯人が 作中に出て来る「 シンデヘラ2 」なる 架空のホラー

映画の「 殺人鬼のコスプレ 」しているんですが、

 

それが どう関係してくるのか まったく 見当がつかないし、

 

さらに「 説明無き SF描写 」や「 懐かしネタ 」が ブッ込まれたりで、目指すところが よくわかりません。

 

「 各登場人物の エピソード 」も 殺人鬼に つながる気がしないのに、そっちの方にも 予算が掛けられていて 困惑しましたね。


 

取り敢えず「 見どころ 」を挙げるとするなら、

 

主人公・ライリーが 好意を寄せる男子、クリプトンを演じる ジョシュ・ハッチャーソン でしょうか。

 

スラッシャー映画らしい「 残酷描写 」も なかなか 良かったですね。

 

 

あと「 話 」としても 全体的に ボヤケては いるものの、

 

以外にも 後半は「 各エピソード 」や「 細かい伏線 」が

パッチワークの様に ハマり( ツギハギの状態だけど )、

 

結構 盛り上がるんですよ。

 

実を言うと「 投げっぱなし 」なところも 結構 あるんですが、

 

「 意外な伏線 」や「 小ネタ 」の面白さもあって あまり気に

なりませんでしたね。

 

 

個人的には 徐々に 楽しくなってくる、予想外な展開も 愉快な

作品で かなり面白く観れましたが、

 

「 ノレる ノレないが 顕著に出る 」作品だと思われるので

気軽に オススメとは いかないです。

 

 

という事で 内容はともかく、予算は 結構 掛かっており 安っぽくはないので、

 

「 パロディ系・ホラー 」や「 ヘンな ジャンル映画 」が 好きな方は 取り敢えず チェックしておいても いいかも…?

 

 

ここから「 画像 」ですが、楽しさを損なう「 ネタバレ 」も

多く含むので 注意。

 

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  最後に出る タイトル 〕

 

 

原題は『 DETENTION 』

「 YOU HAVE~ 」のところは 含まれないっぽい。

 

学校が舞台なので「 居残り 」でいいのかな。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  冒頭の殺人場面 〕

 

 

「 OP 」は 人気の女子が 観客に語り掛ける「 SNS動画 」風の演出。

 

上の「 首切り 」のあとも もう少し 続く、見ごたえのある

「 殺害 」場面で、自ずと 期待感も高まるんですが、

 

その後は 本筋に なかなか進まず 少々困惑しました。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

「 シンデヘラ 」コスプレの 殺人鬼

 

 

本作の 殺人鬼は 劇中ホラー「 シンデヘラ 」の 殺人鬼

( シンデヘラ )のコスプレ。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

男子生徒・クラプトンJ・ハッチャーソン )〕

 

 

生徒・クラプトンを演じるのが ジョシュ・ハッチャーソン

 

本作は『 センター・オブ・ジ・アース 』(08年)

『 ハンガー・ゲーム 』(12年)の間の作品ですね。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

菜食主義である 主人公、ライリー

 

 

その クラプトンに好意を持っているのが 主人公の ライリー

 

でも クラプトンは 親友だった アイノニーと付き合っていて…

という設定。

 

ライリーは いろいろと 悩んだ挙句、「 首吊り 」で 死のうと

するも なかなか 死ねない。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

「 首吊り 」ライリーの前に 殺人鬼 登場 〕

 

 

…というところに ようやく 殺人鬼 登場。

 

 

ここ、ライリーが「 首吊り 」で 死ななかったので なにかあると 思っていたんだけど…なんも なかった…。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  「 謎の物体 」の目撃情報 〕

 

 

ニュースでは「 謎の物体の 目撃情報が… 」という、

殺人鬼と 関係なさそうな話題もあったり。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  「 シンデヘラ2 」〕

 

 

そんな中、いきなり「 拷問 」場面になって オオッ~となるも、

作中作「 シンデヘラ2 」の映像( 映画館 )で拍子抜け。

 

この場面も ムダに金掛かってんだよな( 残酷描写 アリ )。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  アイオニー と ヘンな演出 〕

 

 

ライリーの親友で、クラプトンと付き合っている アイオニー は 何故か「 80年代 」が好きらしく、時折「 80年代 ネタ 」をブッ込んでくる。

 

単なる 小ネタと思いきや…。

 

 

アイオニーを 演じる スペンサー・ロック

『 バイオハザード 』の「 4 」「 5 」に 出てたらしい。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

ビリー( 吐いている男 )の胃液と、溶けた ヘルメット 〕

 

 

アイオニーの 元カレ、脳筋の ビリーも 何故か「 強力な胃液 」を吐いたり。

 

( ネタバレすると『 ザ・フライ 』ネタ )

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

子供時代の ビリーの「 テレビの手 」〕

 

 

そんな ビリーには 子供の頃に「 隕石 」に触れた事で 手が

ただれ( 何故か 近くにいた犬は 爆発、コッパ微塵に )、

 

父親から「 テレビを手に装着 」させられていた 過去も。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  ビリーの「 腕チョンパ 」〕

 

 

そんな ビリー殺人鬼に あっさり殺されてしまう展開。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  宇宙船に乗り込む クマ

 

 

昔、ある惑星の クマが 宇宙飛行船に乗り込む…という場面もあったり。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  母が娘で 娘が母で 〕

 

 

さらに、アイオニー彼女の母親の「 精神 」が

「 時空を超え 入れ替わっていた 」事も判明。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  「 シンデヘラ3 」を観よう 〕

 

 

「 19年間 居残りさせられている 」という生徒が出て来たり、

 

殺人鬼を 特定するため 製作途中の「 シンデヘラ3 」を皆で

観る事になったりと、情報量が 多いんですよ。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

19年間 “居残りさせられていた” 生徒 〕

 

 

この 居残り生徒の「 居残りの原因 」も 意外な形で 回収されてましたね。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

「 クマの剥製 」の内部( この後『 アイアンマン 』ネタ )〕

 

 

端折ったけど この「 クマの剥製 」も 最初っから出てきます。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』  『 BTTF 』ネタ 〕

 

 

後半は 予想は付くと思うけど「 過去 」展開。

 

コメディって事もあって 緊迫感は あまりないんだけど、

 

意外な人物が カギだったり、活躍したり(?)で 結構 盛り上がります。

 

 

〔『 ブラッディ・スクール 』

P・スウェイジS・セガール」が見られるのは 本作だけ 〕

 

 

終盤の

 

“パトリック・スウェイジ” VS. “スティーヴン・セガール”

 

は アクション自体も 良くて テンション上がりましたね。

 

 

かなり「 ネタバレ 」しておいて なんですが、気になった方は

チェックしてみてください。

 

って事で 今回は 終わり。