「 ルチオ・フルチの 新デモンズ 」(伊・1990)
ルチオ・フルチ監督の 悪魔・魔女系・ホラー。
1486年、シチリア島で 修道女5人が 島民により「 磔( はりつけ )」にされ、殺される。
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1990年、エバンス教授 率いる 考古学グループは 「 遺跡調査 」のため シチリア島を訪れる。
調査の前、トロントでの「 降霊会 」で 「 修道女たちの 磔 」を 霊視していた 調査員・ライザは、丘の上にある「 廃・修道院 」 に 惹かれる……
〔 『 ルチオ・フルチの新デモンズ 』 タイトル 〕
十年くらい前に 「 レンタル落ち 」コーナーで 発見、未見だったので
買ったんですが、当時観た時は “ツマラナかった”んですよね。
内容を 程よく 忘れているので 再鑑賞 してみましたが…。
冒頭の「 修道女たちの 磔 」は 無難な描写ながら 雰囲気は
結構イイ。
ただ、その後は 「 ライザの 修道院への興味 」や、
「 島民の 調査隊 拒絶 」から 覚える 不穏、不審感は あるけど、
ホラーとしては あまり ノレなかったです。
「 話 」としても 「 修道女が悪魔と契約していた 」のが
「 ジャケット 」の “怖い・修道女” で 分かっているため、「 謎 」要素は 皆無 だし、
「 展開 」としても 「 ライザが 修道女に 操られ( 乗り移られ )… 」
という、「 ホラー的な サスペンス描写 」も 後半まで無しと、
全体的に 盛り上がりに 欠けるんですよね。
それでも フルチらしい 「 なんか起こってる感 」があれば 良かったん
だけど それらも 弱く、「 ハッタリ描写 」も インパクト不足。
まあ、「 シチリア島の町 」や 「 遺跡 」は 情緒が あったかも。
肝心の「 殺人・残酷 描写 」も イイのはあったけど、フルチ作品 としては 控えめで 食い足りない。
まあ、「 特殊メイク 」が ジャネット・デ・ロッシ※ じゃないから しょうがないのかな。
一番の 「 見どころ 」である(?)「 股裂き 」は まあまあ良かったけど、
ちょっと前に観た 『 徳川いれずみ師 』(69年)の方が 派手で こちらも消化不良 気分でしたね。
〔 ※ ジャネット・デ・ロッシ
特殊メイク 、メイクアップ・アーティスト。
4月に 死去。 ( 「 新型コロナ 」だったようです )
ホラー作品以外 でも、『 じゃじゃ馬ならし 』(67年)、
『 ウエスタン 』(68年)、『 ワーテルロー 』(70年)、『 1900 』(76年)などにも 参加してますよ 〕
ここから 「 画像 」。
〔 『 ルチオ・フルチの新デモンズ 』
冒頭の 「 修道女たちの 磔 」&「 処刑 」。
ここの 雰囲気は 結構イイんだけどね… 〕
〔 『 新デモンズ 』
薄っすらと浮かび上がった 修道女の霊体?と、銛・水中銃。
物質である「 水中銃 」も 半透明なのが 適当・・・だが それがイイ!
この場面( 「 画 」 )は 好きですよ 〕
〔 『 新デモンズ 』 銛で死んだ ポーター。 コレは 地味… 〕
〔 『 新デモンズ 』 海中から発見された 「 ポーターの首 」。
グロさが チョット足りない 〕
〔 『 新デモンズ 』 猫たちによる 飼い主 襲撃。
ここも まあ、良かったけど、なんか足りない。
「 演出 」が 問題なのかな? 〕
〔 『 新デモンズ 』
「 鉤 」による 「 首刺し 」と、謎の「 舌 クギ打ち付け 」。
ケレン味が あるのか、ないのか よくわからないけど、「 長い舌 」は
可笑しかった 〕
〔 『 新デモンズ 』
「 “股裂き” 待機の状態 」の 父親と、足をロープに 引っかける 息子。
「 息子を捜す 」父親が、息子が修道女の手を離れた 「 次のカット 」
では いつの間にか 「 “股裂き”待機の状態 」( 上画像 )という、
乱暴な カット割り 〕
〔 『 新デモンズ 』 父親の「 股裂き 」。
「 残酷度 」自体は “まあまあ” だけど、
「 息子が引き金 」&「 それを 目撃 」が 意外と エグく、情感豊かな
場面に なってましたね 〕
〔 『 新デモンズ 』 修道女・ライザ( 顔は 修道女 Ver.) 〕
〔 『 新デモンズ 』 修道女・ライザ。
いきなりの 「 謎の 黄色い液体 」に 少し 困惑。
でも、「 ハッタリ 」が効いているから まあ、いいのかな 〕
〔 『 新デモンズ 』 「 磔 」修道女・ライザ。
勝手に「 磔 」になっているもの 謎…。
どうせなら 追って来た島民たちが やった方が よかったのでは…。
この後( 最後 )、ライザは 解放され 倒れ伏すが 生死は 不明(?) 〕
全然 楽しさが 伝わってこないな…。
実際 退屈だけど。
でも、こうやって見ると 「 残酷描写 」自体は そんなに 悪くなかったのかも…?
どちらにしろ 間接的に 「 ジャネット・デ・ロッシの 凄さ 」が わかる内容に なってしまいましたね。


















