「 ドラマ系の映画 」複数作品の 「 簡単、ダラダラ 雑感 」。
結構 前に 観たのも あります。 ( ネタバレは あったり、なかったり )
「 フォード VS フェラーリ 」(19年)は、
評判が イイのは 知っていましたが 興味は あまり湧かず、
「 とりあえず鑑賞 」 でしたが、
「 車キチ( スピード・キチ ) マイルズさん 」な “熱い”内容で
評判に違わぬ 面白さでした。
2社の「 ビジネス的な視点 」も 興味深く ( ヒドイ話 だったが )、
各々の「 プライドを巡る ドラマ 」としても 見応えがありました。
「 超・ビターな顛末 」でしたが、「 やり切った感 」溢れる 2人の表情に
チョット 救われましたね。
ただ、最後は 蛇足に思えたな。
同じく 実話モノ
「 ハミングバード・プロジェクト 0.001秒の男たち 」(18年)は、
「 株の高頻度取引 での “遅延を少なくするため” に
光ファイバーケーブルを 直線で 1600km 引こうとする 兄弟 」の話。
弟( ジェシー・アイゼンバーグ )の 「 物理的に…( ケーブル直線 )」 、
兄( アレクサンダー・スカルスゲールド )の「 プログラムで… 」 と、
両アプローチで 遅延短縮を 目指す 内容で、
こちらも 予想外に “熱い” 話でしたね。
中盤頃、…が判明し、それでも やり通そうとする 弟の姿は 見ていて
辛くも あったけど…。
こちらは 「 プロジェクトX 」的な 趣も ありましたが、
『 フォード VS フェラーリ 』と 同じく 「 スピード 」と 「 お金 」( ビジネス )の話でもありましたね。
両作品を 観て
「 ( いろんな意味で ) 金の力って スゲー 」、
「 人によって “生きる 速さ”は 違う 」ってのを 再認識しましたよ。
そうそう、2作品は 「 対決モノ 」でも ありましたが、
「 エジソンズ・ゲーム 」(19年)も 「 対決モノ 」 として 結構 楽しめ
ましたね。
( こちらも ある意味、ヒドイ話だった… )
次も 実話モノ、「 リチャード・ジュエル 」(19年)は、
「 犯罪者・プロファイリング 」に “ピッタリ 当て嵌まる” 主人公に
ハラハラ&イライラ する 作品でしたね。
プロファイリングにより 「 “犯人バイアス” が 掛かった 捜査官 」、
それから 生じた 「 “決め打ち” 捜査 」と その「 手口 」が 恐ろし
かったな…。 ( これも ヒドイ話だった… )
そもそも、『 FBI心理分析官 』で R・K・レスラー が 書いていたように、
「 プロファイリング 」は 「 魔法の杖 」などではなく、
あくまで 「 情報の 一つ 」でしか ないんですけどね。
あと、弁護士役の サム・ロックウェル が オイシイ役 で、
その ロックウェル は 大尉を演じた 『 ジョジョ・ラビット 』(19年)でも、
最後に “かっさらって” ましたね。
また 実話モノ、「 ふたりの女王 メアリーと エリザベス 」(18年)。
かなり前、とりあえず 観てみた エリザベス1世 を描いた作品、
『 エリザベス:ゴールデン・エイジ 』(07年) が、
「 権力 」、「 カトリック VS プロテスタント 」、「 戦争 」と 予想外に
楽しく、興味深い 内容で、
続けて 前作の方 『 エリザベス 』(98年)も 観たんですよね。
その『 エリザベス 』に 「 幽閉されていた メアリー女王 」が 出ていた
のを思い出し 鑑賞。
「 ふたりの女王 」と いいながらも、シアーシャ・ローナン演じる
スコットランドの女王・メアリー が主役っぽかったです。
( そもそも 原題が 『 Mary Queen of Scot 』 なんで 当然ですが )
「 事の顛末 」は わかっているので、
威厳を出そうとしたり、気丈に振る舞おうとする メアリーの 健気さに 居たたまれない 気持ちに。
しかも、最後は マーゴット・ロビー演じる エリザベスが ビシッと、
決めていて 切なさも倍増…。
話的には 「 王位を巡る 駆け引き、陰謀 」は 面白かったけど、
今っぽい要素?が なんか 邪魔だったような…。
リメイク版 『 ハウスメイド 』(10年)が、結構 普通だったので
あまり期待しないで 観た キム・ギヨン監督 「 下女 」(60年)
でしたが、
予想以上に 「 サイコ・サスペンス 」で 面白かったです。
チョット笑っちゃうような 「 若干 過剰な演出 」でしたが、
下女のキャラと 合っていて サスペンスを 盛り上げてましたね。
( 「 コップの水 」の くだりが最高であった )
夫婦の 「 中流の暮らしへの憧れ 」や 「 妻の内職 」は、
なんだか 「 回し車に 乗る リス 」と重なり 終始 やるせなく、
後半の 「 乗っ取り 」(?)の展開は 「 “普通”を目指す 家族 」故、
観ていて 結構ツライ気持ちに。
そんな中での 終盤の展開に 慄きと 興奮を 覚えましたが、
まさかの “オチ”に 茫然…、当時の韓国( の価値観?)を 偲ぶ
のでした…。
「 ずっと お城で暮らしてる 」(19年)は、
6年前、「 ブラックウッド家 」で起こった「 毒殺事件 」。
長女の コンスタンスが 「 両親らを 殺した犯人 」とされていた。
「 空想癖 」があり “魔法” を信じる 妹のメリキャットは、“魔法”で
姉と家を守っていたが、ある日 いとこのチャールズが やってきて…
という 「 ミステリー 」や 「 サスペンス 」を 思わせる 内容。
ですが、それらの要素は “薄め” で、どちらかというと メインは
「 姉妹のドラマ 」( 伯父も いるけど )ですね。
姉は 「 空想癖のある 」妹を “守って” いますが、それは
「 自身が 屋敷から離れる事が出来ない 」( 買い物に行けない )から でもあり、
それは 「 車イスに乗る 」 伯父にしても 同じ。
( そもそもの 原因は…だが )
一方、
「 姉と 家を “悪意” から 守る 」( 本作は “悪意” の話だ ) 妹の方も、
「 空想癖の強さ 」と それからくる「 危うさ 」 のせいで、
外で( ひとりで )暮らすのは 難しそう。
タイトルを もじって言えば 3人は 「 お城( 屋敷 )でしか 暮らせない 」
わけですが、
その暮らしに 影を落としているが 「 家長( 男 )の不在 」と、
そこに 付けこむかのような 「 悪意 」( 妬み 恨みも?)。
「 善意を 信じている 」の コンスタンスの “笑み”も 何だか虚しく、
せっかく 横暴な父 を排除したのに いまだに…な展開も
やるせない。
それでも 何とかなりそうな ちょっと明るい 結末でしたけどね。
〔 『ずっとお城で暮らしてる 』
妹・メリキャット 役の タイッサ・ファーミガ 〕
『 死霊館 』(13年)の ロレイン 役、ヴェラ・ファーミガの妹。
タイッサも 『 死霊館のシスター 』(18年)に主演 してるんですよね。
個人的には 一部の 「 ホラー好き 」には 評価が高いっぽい?
『 ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ 』(15年)の 主人公。
〔 『ずっとお城で暮らしてる 』
姉・コンスタンス 役の アレクサンドラ・ダダリオ 〕
ドウェイン・ジョンソン主演 『 カリフォルニア・ダウン 』(15年)では
娘役 でしたね。
「 ホラー 」的には ジョー・ダンテ 監督 『 ゾンビ・ガール 』(14年)が
あるけど、覚えてない…。
〔 『ずっとお城で暮らしてる 』
伯父 役の クリスピン・グローヴァー。
観終わってから 気づいた… 〕
「 デリート・ヒストリー 」(20年)は、
「 ネットや デジタル化( 移行 )に 振り回される 3人の男女 」を描いた、
シニカルな 「 ネット&デジタル社会 」・コメディ。
ベルリン映画祭の 「 銀熊賞 」を取った作品。
という事で、「 エンタメ性 」を 期待しないで 観たのですが、
「 各種・パスワードの メモ 」、「 よくわからない ネットの手続き 」、
「 配信ドラマ 中毒 」、「 亡くなっても続く 契約 」など、
「 軽め 」なモノ( 小ネタ )から、
「 セックス動画を撮られ ゆすられる 」、 「 消せない イジメ動画 」、
「 上がらない タクシー評価( 星 )」 と 「 重め 」なモノ まで、
「 ネット、デジタル化 あるある 」、「 ネット・リスク 」 エピソードが、
時に 「 コント 」のように展開しながら進む 内容で、すごく 面白かった
ですね。
主人公の1人、マリーの “ダメっぷり”には 呆れましたが、
終盤の 起死回生?の事実により 「 人の奥深さ 」も感じました。
あと、“締め方” も良かったな。
〔 『 デリート・ヒストリー 』
小ネタ、ログイン時に 表示される 「 “ロボットでは ありません” 」の
「 画像選択 」。
たまに 「 難易度 高いヤツ 」あるよな… 〕
〔 『 デリート・ヒストリー 』 主人公の マリー と ベルトラン。
「 保険比較サイト 」で スパムを送られ、「 対策ソフト 」を入れる羽目に… 〕
〔 『 デリート・ヒストリー 』
ベルトランの娘( 左 )は 「 ネット・イジメ 」の被害者で 学校に行けてないのだが、それでも 「 スマホ 」は 手放せない。
ベルトランは 「 イジメ動画の 削除 」のため 奔走するが… 〕
〔 『 デリート・ヒストリー 』
バーで ナンパされた マリーは 「 セックス動画 」を撮られ、ゆすられる事に…。
マリーは 離婚しているが、父親側に 息子がいるため、
「 動画アップ 」は なんとしても避けたい…
と、こちらも 奮闘、最後は ○○○○に 殴り込みに 行きます 〕
〔 『 デリート・ヒストリー 』
「 冷蔵庫内 」に 記入されている 「 各種・パスワード 」。
個人的に 「 アカウント 」は 最低限しか 作っていないけど、
それでも 結構 あるんだよな… 〕
〔 『 デリート・ヒストリー 』
小ネタ、「 子供が 字が読めるようになった 」ため
タトゥー 「 サンタに ア○ルファック 」を 除去しに来た 女性…。
「 デジタル・タトゥー 」ではなく、あえて 普通の「 タトゥー 」 〕
最後は 『 タクシードライバー 』(76年)の脚本を書いた
ポール・シュレイダー が監督、脚本した 「 魂のゆくえ 」(18年)。
NY州の 小さな教会の牧師、トラー ( イーサン・ホーク )。
兵士だった息子を イラクで失い、今は 病気のため 余命僅かの
トラーは、
「 環境保護 活動家 」のマイケルと、その妻で 妊娠している
メアリー ( アマンダ・セイフライド )に 出会い、徐々に 悲観的な思考に陥っていく…
みたいな話で、個人的には 牧師版・『 タクシードライバー 』な内容でしたね。
キリスト教で 「 自殺が罪 」のは、
「 体 」( 「 魂 」も?)は 「 神から与えられたモノ 」( 神のモノ )だから。
主人公の トラー牧師は、その基本的な考えから
「 自然( 環境 )もまた、神から与えられたモノ では… 」と 考え始めるんですね。
トラーの教会も、デカい教会も、「 環境を破壊している 」 地元の会社
から 支援を受けており、
その事で トラーは 矛盾や 葛藤を抱き、焦燥感を 募らせる…という
展開に。
この、世界規模の「 自然環境の破壊 」と、
ある意味 個人的で、終末論もある 「 信仰 ( 救い )」の 組み合わせは
ありそうで 無かった 「 面白い視点 」でした。
最後、「 神の真意 」( “滅びる” のが 神の意志かも… )が わからず、
「 絶望 」を感じた トラーは 「 ある決断 」を するんですが、
そんな トラーを とどまらせたのが、同じ 「 喪失 」と 「 不安 」、「 絶望 」を抱えている メアリー と、
彼女の「 胎児( 希望 )」 ってのには ちょっと グッと きましたよ。
まあ、「 回転する カメラ 」に、
デ・パルマ『 愛のメモリー 』(76年)の 「 最後 」が チラつきましたが。
…って 『 愛のメモリー 』の脚本、P・シュレイダー だったよ!
なるほど~、「 セルフ・パロディ的 」な演出 だったのね…(?)。
あと、
「 こんな 生き方を している 人類( の魂 )は皆、地獄行き 」 という
含みを持たせた(?) 邦題も ( 原題は 『 First Reformed 』 )
個人的には 好きですよ。
ちなみに 好きな場面は 「 ある決断 」の くだりでの、
『 気狂いピエロ 』(65年)の最後を 彷彿とさせる 「 焦って脱ぐ 」ところですね。
〔 『 魂のゆくえ 』 終盤前、トラー牧師の 「 自罰 」?
ここも 好き 〕









