オペラ学研究会第52回例会

日時:4月29日(金)20時より
形式:Zoom

発表者:嶋内博愛(武蔵大学教授)

タイトル;灰かぶりのメタモルフォーゼ(転身物語) ―エティエンヌ台本《サンドリヨン》(1810)を中心に

概要;
シンデレラ(灰かぶり)を題材にした舞台作品は、旧作・新作を問わず数多く制作されてきました。ロッシーニ《ラ・チェネレントラ》(1817)の下敷きとなったエティエンヌ+イズアールのオペラ・コミック作品《サンドリヨン》(1810)もそのひとつで、パリでの初演後まもなくフランス国外でも上演されています。この発表では、その系譜を追いながら、ヴァリアントのひとつとしてロッシーニの《ラ・チェネレントラ》の「受容」についても言及します。