こんにちは
ドイツ、ベルリンで音楽家メインで整体サロンを経営してる吉川茜です。
(今は産休中です
)
妊娠糖尿病(Gestationsdiabetes)
について、ドイツではどうゆう対応？
前回の妊娠時には引っ掛からなかった妊娠糖尿病に今回は診断されてしまいました
私は、自然療法士の口頭試験の勉強のときに、糖尿病についてすごく勉強して知識があった分、診断された時は自分がなるなんて！とショックでした
糖尿病は、いくつか種類があって
1型、2型に区別されるのですが、1型の方は全くインスリン(血糖値を下げる唯一のホルモン)ない
2型は現代病の一つで、糖をたくさん(まあご飯の食べ過ぎに運動不足)取りすぎによってインスリンはあるのですは
が効果がなくなってしまうというものです。
妊娠糖尿病は、2型に近いのですがまたちょっと違うのです。
なぜ妊娠時に糖尿病になりやすいのかというと、
もともとホルモンの中で、膵臓で作られるインスリンが唯一血糖値を下げるホルモンなのですが、
血糖値を上げるホルモンは5つもあるのです！
ストレスホルモン(アドレナリン、ノンアドレナリン、コーチゾール)成長ホルモン、、甲状腺ホルモン。
さらに妊娠時の出る妊娠ホルモンも血糖値を上げるのです。
そして胎盤から出る酵素がインスリンの効果を薄めてしまうんです。
ですので、どうしても妊娠糖尿病にかかる確率が高くなってしまうんです。
(さらになりやすい人は例えば家族に糖尿病の人がいる、高齢出産、もともとメタボリックシンドロームがある。などなど)
妊娠糖尿病をほっといてしまうと、お腹の中のあかちゃんにも母体にも影響が出てしまいます。なのでコントロールするのがすごく大事
妊娠中に大体は妊娠中期で糖負荷検査というものを受けます。
まずは空腹時の時の血糖値をはかり、そのあと75gの糖を溶かした300ml水を飲んで、1時間後、2時間後の血糖値をはかります。
空腹時:92mg/dl 以下
1時間後:180 以下
2時間後:153 以下
どこか一つでも引っかかると妊娠糖尿病と診断されます。
私は妊娠25週に入ったときに検査を受けて、1時間後の数値だけですが引っかかってしまったので
妊娠糖尿病専門の外来に行ってください！
と婦人科で言われて、
たまたま出産を予定している総合病院が、妊娠糖尿病の外来があるのでそこに予約を入れることに
まず電話での予約ですが、私はドイツ語は大分話せるようになったのですが電話がいまだに嫌い！なので旦那さまにしてもらいましたが、隣で聞いていたらすごく複雑で、やっぱり頼んでよかったと思いました。
予約するだけでなくて、血糖値を測る機械を注文して持参して予約にくるようにということで、その機械の注文もしてもらいました。
すると予約は翌週にとれて、機械も2-3日後には届いたので、機械も持参して病院の予約に無事に予定通り行けました。
これが、血糖値を測る機械です
内容は、医師ではない糖尿病専門のアドバイザー(？！)の方が、まずは妊娠糖尿病とはどんなものなのかの説明、そして私の数値はそんなに酷くないので食事でコントロールできるということ。どんな食事を摂るのか、(これはもともと知識があったのですでわかった時点で変えていましたが
)機械の使い方、頻度を教わりました。
血糖値は、まず起床時の空腹時に1回、後は朝昼晩の食事後(1時間後または2時間後)に一回づつと一日で計4回。
そして毎回何を食べたかメモをする。おやつに食べたものもお茶やお水以外の飲み物も！(カフェに何入れて飲んだとか
こんなにコントロールされるなんて！食べたもので血糖値がすぐバレるので気合いを入れてほとんど言われたことをしっかりと守り、また翌週の予約に。今回もお医者さまではないアドバイザーの方との予約です
朝食後に何回か数値をオーバーしたのみで、すごく優秀と褒められて、(褒められると嬉しい私)一安心
さらにその翌週に、お医者さんとの内診を含めた診察を受け、これからは空腹時の数値が上がらなければ大丈夫とのことで3日に一度測れば良いよ。との事でした。あかちゃんたちも少し大きめではあるけれど、平均くらいで順調とのことで本当に安心しました
そして、日本ではどうかわからないですがこの外来の診察や血糖値を測る機械等全て健康保険が支払ってくれるので、私は全く支払いをせず。ドイツ、こうゆうとこやはりすごいですよね。って高い保険や税金払っていますが
まあとにかく食事制限は結構厳しいのが、白いお米ダメ、もちろん白い小麦粉類(食パンにスパゲッティ)もダメ、炭水化物でとるとしたら少しの量の玄米や黒パン！
果物も、ほとんどダメ、もちろん甘いお菓子ケーキ。。
血糖値が上がりやすい食べ物、そうでない食べ物。実践してみて勉強になりました。そして、やはり野菜たっぷり、タンパク質、炭水化物少し、とまずは野菜もりもり食べてからと食べる順番もすごく影響していました。
でもこれを試したら、体重が増えるのがストップして、私の気持ちも体調も良くなりました。眠るのも良くなったと思います。
わかってはいますけど、お砂糖は身体に毒なんだって大実感です！
続けていくと、思ったよりキツくなく、慣れちゃえば大丈夫でした！せっかくなら楽しくと
旦那さまが、焼きたての黒パンを焼いてくれ美味しく毎日食べてます(笑)
私の場合は、経過がよかったのですが、血糖値がそれでも高い方の場合はインスリンの注射もしなくてはいけない場合もありますが、ほとんどが食事と運動(まあこれは体調との相談ですは)コントロールできるということでした。そして、出産後もコントロールはするそうですがだいたいの場合は出産後は良くなるとのことです。
ということで、引っかかってしまったことはショックではありましたがそのおかげで食事をガラッと変えられて、体調もすごく良くなったので逆によかったかななんてポジティブに考えてる私です
何を食べるかによってこんなに血糖値が変わるのも面白くて(笑)一度、数値がいいからパンケーキ食べてみよう！と思って(ほんの少しですよ)食べた後は最高の数値を更新してしまいました
やはり黒パンでないとだめだったみたいです(苦笑)
今回の記事は私の妊娠中の記録を兼ねて
どなたかの参考になれば幸いです！