多くの有名人が住んだ街ベルリン | ベルリン遊歩

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ベルリンにはどれ位の人が住んでいるでしょうか?2011年度の統計では350万人の人がベルリンに住んでいるそうです。これは日本で一番人口の多い都市、横浜市(370万人)に匹敵するもの。もちろん、これほどの大都市には多くの有名人が生まれ、そして住んでいました。そこで今回はベルリンに関連する有名人について紹介することにしましょう。



(wikipediaよりhttp://en.wikipedia.org/wiki/File:David_Bowie_1976.jpg)


ベルリンの中心部から少し南側に行くと「テンペルホーフ=シェーネベルク区」という地区があります。現在12あるベルリンの区の一つ。2013年現在では32万人もの人々が住んでいます。こちらの区はドイツが東西に分かれていた際には西ドイツに属しており、外国人が移り住んでいたエリアでもありました。そんなベルリンへと移り住んだ外国人の一人が、国際的に活躍する歌手、デヴィッド・ボウイです。





イギリス出身のデヴィッド・ボウイがベルリンに移り住んだのは1976年のこと。既に国際的な成功を納めていた彼はベルリンへと移り、同じく歌手のイギー・ポップと一緒に住んでいました。住まいを構えていたのは大通り沿いにある「Hauptstraße 155(ハウプト通り 155)」。彼らがこの場所に住んだのは僅か3年足らずでした。ですが、ベルリンの地名が付けられた曲を含めて、ここで多くの名曲を生み出しています。そのため彼らの音楽の背景を理解するために重要な場所と言えるでしょう。今では彼らが生活したことを伝えるものは何も残されていません。それでも、多くの音楽ファンが訪れる重要な場所になっています。


(wikipediaより http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bundesarchiv_Bild_102-14627,_Marlene_Dietrich.jpg)








このようなデヴィッド・ボウイの住まいの近くにあるのは、世界的な女優マレーネ・ディートリッヒの生まれた家。こちらの家はベルリン市街を囲む環状線近くの「Leberstraße 65(レーバー通り 65)」にあります。彼女は第二次世界大戦以前には多くの映画に出演し、アカデミー賞にもノミネートされ、戦後は歌手として名声を得ました。そんな彼女が生まれた家には記念碑が残されています。また周辺を歩くと、彼女がこの街で生まれたことを伝える壁画を見つけることができるでしょう。それ以外では、彼女のお墓もこちらの地区には残されています。銀幕の中の存在だった彼女を身近に感じるにはもってこいの場所と言えるかもしれません。





今回紹介したのは「テンペルホーフ=シェーネベルク区」ですが、この地区だけでも、まだ関連する有名人がいます。一般相対性理論の提唱者であるアルベルト・アインシュタイン、他には「アパートの鍵貸します」や「七年目の浮気」で有名な映画監督のビリー・ワイルダーなども。もちろん、現代の人物だけでなく歴史上の人物もベルリンは多く輩出しています。普段は身近に感じることのない有名人たち。でも生まれた家や、滞在先、そしてお墓などを見ると、きっと身近な存在に思えるはず。時間があれば、ベルリンで有名人の足跡を辿るのも面白いかもしれません。

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