幕張メッセで行われたフェス Vans Warped Tourの２日目にProphets of Rageを見た。
夕方に会場に着いてZebraheadから見て、Andrew W.K.、Pennywiseに続いてProphets of Rageが袴姿で登場。
Rage Against The Machineの曲を主体にしたセトリの激しい演奏で、中盤にDJのみでPublic EnemyとCypress Hillの曲も演ったとはいえ、Zack de la Rochaの代わりにChuck DとB-Realをボーカルに迎えたRage Against The Machineのライブという感じだった。 Tom Morelloの生のギタープレイで脳髄までよじれた。
Prophets of RageはRage Against The MachineのTom Morello（ギター） Tim Commerford（ベース） Brad Wilk（ドラム）に Public EnemyのChuck DとCypress HillのB-Realがボーカル、Public EnemyのDJ LordがDJで加わって2016年に結成されたRap Rockのスーパーグループ。ちょうど大統領選予備選でのTrumpやBernie Sandersの躍進がRaging Against The Machine(体制への怒り）と形容されている状況で、自分たちこそ本物の「Rage Against The Machine」だと活動を開始した。TrumpがMake America Great Againと唱えていたのをもじってMake America Rage Againと唱えている。
活動を開始した頃にTom Morelloが出演したReal Time with Bill Maher
"Prophets of Rage"というグループ名はPublic Enemyの同名曲から来ていて、 去年アルバム『Prophets of Rage』をリリースした。
オーディエンスが撮ったこのライブの映像：
Guerilla Radio (Rage Against The Machine)
Bullet in the Head(Rage Against The Machine)
(2:10～あたり)Tom Morelloがギターを歯で弾いた時にスクリーンにギターの裏に貼られた「FUCK TRUMP」という文字が大写しになった。ライブの最初のほうは「そだねー」と貼っていて笑いをとりに行っていた。
追加(4/4)
Bulls on Parade(Rage Against The Machine)
Killing in the Name (Rage Against The Machine)
Rage Against The MachineとTrumpの絡みは2000年まで遡ることができて、"Sleep Now in the Fire"のMV(Michael Mooreが監督で2000年1月に撮影。曲がリリースされたのは1999年11月) にTrump For Presidentというプラカードが出て来る。ウォールストリートへのジョークのつもりが今や現実に。
Rage Against The Machine - Sleep Now in the Fire (Official Music Video)
このライブでは後半に入るあたりで"Jump Around"(House of Painのカバー)からこの曲につないだ。
Prophets of Rage - Prophets of Rage
Prophets of Rage - Unfuck The World (これもMichael Mooreが監督)