1231日日曜日

1月1日月曜日


人生初めて家族と離れ離れで、病院で新年を迎えることになった。


病院は12月28日から1月3日まで年末年始の休業期間に入って、毎日のリハビリもなく、ひたすら病棟内を車椅子で手漕ぎして腕を鍛えたり、歩行器での歩行訓練をしたり、自主トレに励む毎日だった。


こんな年末年始を過ごす中で、唯一の楽しみは食事だった。


大晦日は、年越しそばに天ぷらが付いた豪華な夕食だった。大きくてプリっとした海老天を食べながらテレビで紅白歌合戦を見た。




正月の昼食は、紅白かまぼこ、栗きんとん、海老の煮物、、、ささやかながら、おせち気分を味わうことができた。栗きんとんは上品な甘さで本当に美味しかった。



年末年始の金沢医科大の食事は、季節感に配慮していて、味付けも美味しくて、動かしずらい手で頑張って写真を撮りたくなるものだった。


しかしながら、ゆったりと時間が流れる正月のひと時は、夕方16時10分に発生した能登半島地震によって一瞬にして終わりを告げた。。。